日本チームが2年連続優勝!洋菓子の世界大会クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー

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【The Chocolate Journal チョコレートニュース】

2025年1月24日、25日にフランス・リヨン(Eurexpo)で開催された「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2025」で、見事、日本チームが優勝。史上初の2連覇を達成しました。

クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーは、洋菓子・チョコレートの世界で最も権威があるとされる国際コンクールです。今年のフランス本選には18カ国が出場しました。

日本チームは次の点で高く評価され、見事、優勝を勝ち取りました。

目次

2025年大会の日本代表選手

現地からいちはやく写真が届きました!

日本チームの代表選手は以下の3名でした。

A部門/シェア・デザートとアメ細工のピエスモンテ

的場 勇志さん 株式会社 美十

B部門/レストラン・デザートとチョコレート細工のピエスモンテ

籏 雅典さん 株式会社アクアイグニス コンフィチュール アッシュ

C部門/フローズン・デザートと氷彫刻

宮﨑 龍さん  エルダンジュ 株式会社ブライド・トゥー・ビー

チームをまとめ率いる団長をつとめたのは、2013年日本代表選手の冨田大介さん(株式会社カルチェ・ラタン)です。

クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2025 と出場国は?

フランスで行われた、クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーの本選についてです。

大会名:Coupe du Monde de la Pâtisserie 2025  クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2025
開催日:2025年1月 24 日(金)、25 日(土)
会場:Euroexpo, SIRHA シラ国際外食産業見本市2025内にて

出場国:(競技順)
24日 コロンビア、イタリア、中国、チリ、ベルギー、エジプト、日本、韓国、モロッコ
25日 フィリピン、モーリシャス、フランス、イギリス、マレーシア、シンガポール、アルゼンチン、メキシコ、パラグアイ

クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 上位3カ国と得点

味覚の完成度、そして大会テーマ「国家遺産」にそって、日本の文化と伝統を力強く表現したデザイン、優れたチームワークが高く評価されました。

大会でジャッジされたうえでの総合得点については以下です。

1位 日本 14026点

2位 フランス 13621点

3位 マレーシア 11696点

日本選手による作品

詳細なレポート、受賞作品については、追って情報が届きますので、お知らせします。

まずは日本チーム、優勝おめでとうございます!

世界大会公式サイト Coupe du Monde de la Pâtisserie

クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーとヴァローナ

©NicolasReynaud

クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーは、M.O.F.(フランス最優秀職人章)の称号をもつガブリエル・パイアソン氏と、フランス「ヴァローナ社によって設立された世界を代表するパティスリーのコンクールです

「最高のショコラ2025」(世界文化社)の、ヴァローナのページを読んでみてください。昨年クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーで優勝を勝ち取った、高橋萌選手を市川歩美が取材しています。インタビュー部分の本文は、私が執筆しました。

新刊「チョコレートと日本人」でも大会を解説

クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーについては、私、市川歩美の新著「チョコレートと日本人」にも書きました。非常に重要な国際コンクールなのです。チョコレートの世界、国際コンクールについて知りたい方は、ご一読ください。

早川書房「チョコレートと日本人」(ハヤカワ新書)

クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーは、世界の多くのパティシエ、ショコラティエの目標、そしてはげみとなり、業界に大きな影響を与えています。

text チョコレートジャーナリスト 市川歩美

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