こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
ビッグニュース!「明治 ザ・チョコレート」シリーズが、2020年9月29日、完全にリニューアルしました。パッケージも内容も一新です。
9月29日に「明治 ザ・チョコレート」が完全リニューアル!
明治 ザ・チョコレートは、私・市川歩美の「推し」チョコレート。大大大好きです。
お味も、フィロソフィーも好き。そしてこのクオリティのチョコが、コンビニで買えるすばらしさ。しかも200円台!
カカオの産地や風味にこだわりぬいた、ハイレベルなチョコレート。私はこれまでに、何度もメディアでリコメンドしてきましたが、今回も素晴らしいです。
「カカオを日本に伝えたい」という、強い意志が伝わってきます。
新しい「明治 ザ・チョコレート」のラインナップは?
新ラインナップ。
▲明治さんのプレスリリースより
シリーズは4種のみ。
「明治 ザ・チョコレートベネズエラカカオ70」
「明治 ザ・チョコレートブラジルカカオ70」
「明治 ザ・チョコレートペルーカカオ70」
「明治 ザ・チョコレートドミニカ共和国カカオ70」
内容は
▲明治さんのプレスリリースより
・カカオ含有量=すべて70%
・「ナッティ(ベネズエラ)」「フルーティ(ブラジル)」「フローラル(ペルー)」「スパイシー(ドミニカ共和国)」4つの香味を表現
完全なシングルオリジン(単一産地)になりました。産地ごとのカカオの風味の違いが、はっきりわかります。
カカオの本質を広く伝えるチョコレート
このリニューアルについて、明治ザ・チョコレートの担当者さんと色々とお話したことも交え、(改めてまとめて書きたいですが)私自身が感じたことを、少し書きますね。
●産地別カカオを感じる教科書的存在
今回のリニューアルは、より「カカオの本質を日本に伝えるためのリニューアル」。カカオの風味の違いをここまでわかりやすく引き出していることに驚きますが(明治さんの努力と技術によるものです)、とにかくわかりやすい。私はもはや「チョコの教科書」とよびたいほどです。
●カカオの原産地をリスペクトしたパッケージに感動
さらに心動かされたのは、パッケージからカカオ生産国へのリスペクトと愛が感じられたこと。しかもあかるく、楽しいです。
ヴェネズエラや、ペルー、と聞いて、みなさんはどんなイメージをするでしょうか。カカオ生産国には、チョコの消費国で生活する私たちには、考えが及ばないような現実、問題があります。同時に美しい文化があります。
前シリーズを継承したクラフト感をのこしつつ、4産地の国旗やカルチャーをさりげなくモチーフに。カカオが育つ土壌のようなダークカラー。明治ザ・チョコレートは「現地の農園から手がけたチョコレート」。それが現れていて、じーんときました。
今回のリニューアルから、私は、明治ザ・チョコレートが「カカオは農作物」で「産地によって個性がある、ワインのようにおもしろいもの」であることを、日本に伝えよう、定着させよう、という意思を感じます。
私が明治ザ・チョコレートを大好きな理由は、人々を豊かにしようという意思を感じるから。日本に新しいチョコレートの未来を作ろうとする力を感じるからです。
おまけーなつかしい記事!「チョコレートの楽しみ方が広がる“Bean to Bar”ってなに?」
2016年。明治 ザ・チョコレートについて、私がお話したことが、記事になりました。つまり、随分前から、私はこの頃から、明治 ザ・チョコレートのファンなんですが‥ちょっとなつかしいのでリンクしますね。
▲出典元 オールアバウト「 チョコレートの楽しみ方が広がる“Bean to Bar”ってなに?
写真は、2016年秋の私。
私はチョコに正直なので、おいしい・うれしいと、こういう表情になります笑(そしてヘアスタイルがいまとちょっとちがってなつかしい!)
9月29日から全国のコンビニエンスストアなどで購入できる、明治ザ・チョコレート。ぜひ4種類、少なくとも2種類は買って、ためしてください。
パッケージカラーと、カカオの風味のリンクも、すごくいいです。楽しんでくださいね。
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チョコレートジャーナリスト 市川歩美
*追伸*
ところで、サロン・デュ・ショコラオフィシャルムック2020「クリオロ ロード」(P108−109)、読みましたか??取材・文、市川歩美(私)です。明治の宇都宮洋之さんの活動、そしてあらゆるお話。スケールの大きさが、違います。