突然ですが、数日前(2016年9月)からイタリアにいます。そして、トリノ郊外にある、ドモーリ社を訪れました。
今はトリノでこの記事を書いています。
(この記事は、2016年9月7日に書いた記事の転載です)
Instagramでも書きましたけれど、ドモーリといえば、チョコレートの仕事をしている私にとって、本当にロングストーリーがあります。思い出深いブランド。
実は私は2000年くらいには存在を知っていて、ジャンルーカさんが来日していた初期のころ(いつだったかしら、そのころご一緒した方、今度覚えていたらおしえてください)から、たびたびお話を伺っていました。
「オクマーレ67」について2005年の時点でブログに書いていましたが、この時点では既に私にとってドモーリはおなじみのブランドでした。
オールアバウトのガイドになった2012年には、まずドモーリの記事を(これまでにこういう記事がなかったので)書きました。
実は告白すると、過去、サロン・デュ・ショコラの会場で、ひそかにジャンルカさんとともに売り場に立って、多くの方にチョコレートを説明させていただいていたこともあります(笑)
トリノのドモーリ社を訪問
そんなドモーリ。日本人に知ってほしいな、と思っていました。
私が知った当時は日本でほとんどの人が、このブランドを知りませんでした。ネットで検索してもほぼヒットしない感じ。
でも私は、カカオの産地の食べ比べができること、食べたこともないような味わいを持つチョコレートがあることなどに感動していました。
日本で多くの、特にチョコレートさんに知っていただきたいなと思い、小さな情報発信活動を重ねてきました。オールアバウトで記事にしたこともあります。そんなドモーリをようやく、訪問することができて、感慨深いものがあります。
私の情報への感想、ありがとうございます
オールアバウトの記事や、メディアの発信に対して
「知りませんでしたが食べてみたい」「ドモーリがようやく俯瞰できました」「早速買いに行きました」「記事をきっかけにお仕事で使わせていただきますのでご報告します」
などと、ご丁寧なメールやお声かけを、本当にたくさんいただいたものです。
さらにはTBSテレビ「マツコの知らない世界」出演時のインパクトは相当なもので、あのとき私がテイスティングとともにご紹介させていただいたことのをきっかけに、より多くの方がDOMORIに興味をもったと思います。
日本で、ドモーリが知られるようになったことで、達成感があり、私の行ってきた周知活動、一段落、といった気持ちがあります!
ドモーリの社長に本社をご案内いただきました
今回の訪問では、ドモーリ社とそのチョコレートを、イリー社の社長、そしてドモーリのCEOに、時間をかけてご案内いただきました。
これはとても特別なことです。
大変光栄で貴重な時間でした。徹底した品質管理とパッション、プロフェッショナルライン(プロの方向けのクーベルチュールの製造)については、世界のトップショコラティエ、パティシエに対して提供するものです。特別な誇りと管理システムをお持ちだったこと、印象に残っています。工場内写真などの詳細は公表できませんが、また何かの折にご紹介しますね。
はい、なんて書いていたら、そろそろ出かける準備の時間!
いつものことながら、なかなか細かいことを随時書けないのですが Instagram(インスタグラム) にちょこちょこあげたりしておりますので、よろしければチョコレート好きなみなさん。トリノのチョコレートの風景など、ご覧くださいね。
トリノから市川歩美でした。
text チョコレートジャーナリスト 市川歩美