こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。今日はチョコレートジャーナリストの日々、としてお届け。バレンタインが終わって、ふーーーー、となっている、私です。
毎年のことながら、まるでバレンタインデー当日は大晦日のよう。今は「あけましておめでとうございます」といった気分なのです。秋からずっと走り続けてきましたので、ちょっとゆっくり、ご近所でコーヒーなどをいただき、心地よい方とおしゃべりなどしています。
丸山珈琲西麻布店で信州のそば粉のガレット
丸山珈琲は、私にとってパーソナルな、心安らぐお店。
2月からは、カフェにガレットメニューが加わっています。信州のそば粉を100%使ったガレットだそうで、3種類のメニューがありました。クレープもあります。
ガレットをいただきましたが、おいしいオススメ。私が選んだのはガレットコンプレット。卵やハムがのっています。
ご一緒した方と、ソーセージをマキマキした「ガレットソーセージ」をシェアしました。 ガレットの生地でソーセージをくるくるっとまいてあります。きゅっきゅっとまいてあるので崩れず、シェアしやすいのです。
いま、写真をみていたら、おいしそうで、また食べたくなりました……。
オーダーしてから焼いてくれるのであつあつで、サクサク。そば粉の香りもよく、もっちりもしていて、卵とハムにブラックペッパーをかけるとまたおいしいんですねーこれが。
バリスタさんの焼きたてガレット
興味津々な顔をしていたからでしょうか、笑、バリスタさんがガレットを焼く様子を見せてくれました。クレープ生地と比べて、ガレット生地はもったりしているので、薄く焼くのは難しいのだそう。プロから直々に教わったというバリスタさんによる、焼きたてガレットなわけです。
ところで読んでいて気づきましたか、ガレットを焼いているのはバリスタさん、です。
書きながら、今まさに「バリスタさんの焼きたてガレット」というキャッチコピーがうまれてしまいました。我ながら考えれば考えるほど味わい深いかも、なぜバリスタさんがガレットを!
先日、そういえば、パスカル・ル・ガックさんが日本ではお蕎麦が好きだとおっしゃっていたのを思い出しました。
フランス・ ブルターニュ地方で生まれたとされるガレット。信州の食材を使ったメニューを作りたい、という丸山さんのアイディアから生まれたそうです。さらには、スペシャリティーコーヒーに合うものをとの意図も。
アップルエスプレッソトニック
私は近年、お酒をいただきませんので、シードルのかわりになるものを、と スタッフの方に相談したところ、おすすめいただいたこちら。「アップルエスプレッソトニック」です。
それにしても気に入りました……。シードル気分です。かつてフランスで、ガレットとシードルを味わったときのことを、思い出しました。おいしいなー。
アップルジャム入りなので少しりんごの果肉が入りつつ。
エスプレッソの風味のよさは流石、丸山珈琲さん。トニックウォーターとハチミツ、りんごジュースが合わさり、オリジナルのガレットにあうドリンクが完成していました。アルコールOKの方はぜひシードルを、ノンアルコールを選びたい&しゅわっとしたい方には、とてもおすすめ。西麻布店へ出かける方、ご参考にどうぞ!
ほっとするお店
「アマンドショコララテ」は3月14日までのメニューだそうです。アーモンドプラリネとエスプレッソをまぜて、ミルクを注いで、カカオパウダーとカカオニブとクラッシュしたアーモンドをトッピング。
アマンドショコラを バレンタインシーズンに向けて、いくつもいくつも食べ続けてきている私は、さっぱりとカカオニブの風味とともに味わうドリンクが新鮮でした。
丸山珈琲の西麻布店は、オープン時から馴染みがあります。仕事の打ち合わせの定番カフェ。 最近は、オンラインミーティングが増え、ちょこっと訪れることが減ったものの、やっぱり大切なミーティングはこちら。
実際にお会いすべき打ち合わせも多いのです。 こちらのカフェで、私は実に多くの方々とお会いしてきました。静かにコーヒーを味わっている方も、お仕事のお打ち合わせかな、という感じの方も、おひとりでPCを開いたり、本を読んでいる方も。良いことがたくさん生まれていそう。
そういえば、バレンタインまで嵐のようでようやく落ち着いたけど、嵐の前にお声がけいただき、ここでお会いした方がいました。バレンタイン後からよし、やってみよう、と決めたことがあるのでした。うまく集中できて、すべてが整い、それが多くの人のためになる、最高の形になりますように!
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美