【The Chocolate Journal チョコレートニュース】
こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。泉屋東京店とパティスリー・サダハル・アオキ・パリのコラボレーションの第二弾が、期間限定販売されています。
場所は伊勢丹新宿本店。期間は3月22日から4月28日までの７日間。「罪深き誘惑…お菓子 に埋もれる七日間」というイベントでの販売です。
素晴らしいコラボレーションなので、ピンときた方は、ぜひ3月28日までに、伊勢丹新宿本店の地下１Fへお出かけください。
泉屋東京店のスペシャル クッキーズがケーキになって登場
両方が好きな人ほど、響くコラボレーションだと思うのです。
泉屋東京店のスペシャル クッキーズを、昔から味わってきた方。青木シェフのお菓子が好きな方。チョコレートジャーナルの読者には多いような気がします。
泉屋東京店のクッキーが、青木定治シェフによって、新しいケーキになって登場するなんて、私は思ってもみなかったんですが、ファンなら私のように驚き、感慨深いことでしょう。
このコラボレーションは、先月（2023年2月）の第一弾「クッキー缶」に続く第二弾。
パティスリー・サダハル・アオキ・パリが、泉屋東京店とコラボレーションしたケーキ4種類で、2023年3月22日(水)～28日(火)の1週間限定で、伊勢丹新宿店で販売されています。
第一弾についての参考記事：
マリ・クレール
「泉屋東京店」と「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」のコラボクッキー缶に感激
（テキスト 市川歩美）https://marieclairejapon.com/lifestyle/104685/
青木定治シェフは、子どものころ、泉屋東京店のクッキーが大好きだった
「幼少期に大好きだったクッキーを、パティシエとなった自分が今アレンジすると？」
青木シェフの、そんな遊び心がきっかけとなって、このケーキが生まれたそうです。
青木シェフは、幼い頃によく味わった泉屋のスペシャル クッキーズと、バタークリームを合わせてケーキに仕立てています。
幼少期の思い出が詰まったクッキーに、世界をリードするパティシエとなった今「渾身のクレームオブール（フランス産発酵バターを使用）を合わせた」という、シェフの歴史や想いがあらわれたケーキでもあります。
イズミ ア ラ フレーズ
４つのケーキをご紹介しますね。
イズミ ア ラ フレーズ 1,080円(税込)
まずは、こちら。「イズミ ア ラ フレーズ」です。青木シェフが、泉屋東京店の現在の代表 泉由紀子さんをイメージしたというケーキなんですけど、もう、かわいいうえにおいしいことといったら！
実は私も、泉社長の素敵さに触れ、このケーキと同じイメージを感じているひとりです。上品さ、明るさ、お優しさが表れ、まさに泉さんのよう、と感じてしまったこのケーキ……（ほんとうに）。
泉屋のシンボルマークの浮輪をかたどったクッキー「リング ターツ」で甘酸っぱいイチゴのバタークリームとフレッシュなイチゴをサンドしています。バタークリームのおいしさ、いちごのバランス、ちょっとだけソフトになった、リング ターツ。
クリームのおいしさにびっくりして、クッキーとともにすいすい食べてしまって、またびっくり。とてもおすすめです。
サブレ ピスタッシュ
サブレ ピスタッシュ 864円(税込)
くるみの風味と香りを生かした「ウォルナッツ クッキー」にピスタチオのバタークリームを合わせていたケーキです。こちらも美味しいですよ。
それにしても、2023年に泉屋さんの「ウォルナッツ クッキー」とピスタチオのバタークリームが出会って、青木シェフによるケーキができるなんて、誰も想像できなかったはず。
この形もよいです。層になっているので、一枚ずつはがすようにして、クリームとクッキーを味わえるのです。砕いたピスタチオの香りも良く、ウォールナッツの香ばしさを引き立てます。
ミラノ
ミラノ 1,080円(税込)
あーこれにもまいりました……。
私は、おいしいコーヒーのバタークリームが好きなのです。最近、あまりお目にかかれないけど、本当においしいなぁとしみじみ。
ショコラとカフェが主役のおいしいケーキ「ミラノです。泉屋東京店の「チョコレート クッキー」と、ほんのり生姜がきいた「クリーム フィンガー」を交互にあしらったデザインもきれい。
おいしいコーヒーのバタークリームを、クッキーをはずしつつ、すくったりしてつけて味わってみてください。おいしくて食べ続けてしまって困ります……。他にない美味しさといえるでしょう。中にもクッキー（スプライズ）も、実は入っています。
ノワゼット ピエモン
ノワゼット ピエモン 864円(税込)
わ、きれい、という感じ。ピーナッツ風味がお好きな方、泉屋さんの「ピーナッツ クッキー」好きな方はぜひどうぞ。
泉屋東京店のピーナッツとバニラ風味の「ピーナッツ クッキー」に、プラリネのバタークリームと、粗く砕いたヘーゼルナッツをトッピング。ナッツとクッキーのザクザクした食感とクリームのなめらかなくちどけがとてもよいです。ヴィジュアルもきれい。絶対写真、撮りたいですよね。４種、全部撮りたいですけど。
泉屋東京店とパティスリー・サダハル・アオキ・パリを知る人は、一層感動！
「選び抜いた素材で仕立てたお菓子でお客様に喜んで貰いたい」
それが、両ブランドが共通する想いだそうです。
伊勢丹新宿本店のブースでは、タイミングがよいと、泉屋東京店のクッキーがケーキに組み立てられていく様子をみられます。
7日間だけの特別なコラボレーションなので、気になる方は早めにどうぞ。次の販売予定は今の所決まっていないそうです。
それにしても私は思うのです。この４種のケーキ。
特に、泉屋東京店のクッキーを味わってきた方、そしてパティスリー・サダハル・アオキ・パリの青木シェフのケーキやショコラを味わってきた方には、うれしいコラボレーションだと思います。本当にかわいいし、歴史や文化を感じる、特別なコラボレーションです。
第一弾のクッキー缶とともに、私は、心から笑顔になれました。
INFO
泉屋東京店×パティスリー・サダハル・アオキ・パリのコラボレーションケーキ４種
販売期間：2023年3月22日(水)～3月28日(火)
販売店舗：伊勢丹新宿店 本館地下1階 フードコレクション
「罪深き誘惑…お菓子に埋もれる七日間」の サダハル・アオキ・パリ ブース
text チョコレートジャーナリスト 市川歩美
