【The Chocolate Journal チョコレートニュース】
こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。2022年のジェイアール名古屋タカシマヤ「アムール・デュ・ショコラ」で、ブルガリ イル・チョコラートが、名古屋限定ボックスを販売します。
2022年名古屋限定チョコレート・ジェムズ
2022年1月19日から開催されるジェイアール名古屋タカシマヤ「アムール・デュ・ショコラ」で販売される、名古屋でしか買えない、ブルガリ イル・チョコラートの限定チョコレート・ジェムズ。
3種類すべてに、愛知県産の素材が使われています。
写真、右から説明します。
(抹茶)愛知県西尾産の抹茶を使用したホワイトチョコレートガナッシュを、ビターチョコレートでコーティング
(バルサミコフィグ)愛知県産いちじくピューレと熟成バルサミコ酢を使ったミルクチョコレートガナッシュを ビターチョコレートでコーティング
(みりん)こだわりの熟成三河みりんを使ったミルクチョコレートガナッシュをミルクチョコレートでコーティング
みりんがワインのような印象に
私(市川歩美)の話をすると、私は愛知県で生まれて、大学を卒業してから名古屋の放送局に長く勤めていましたので、西尾の抹茶も、愛知のイチジクも、三河のみりんも、日常生活に欠かせないもの。お馴染みの食材です。
私がかつて、食卓で当たり前に味わっていたものたちが、こうして今東京で、ブルガリのチョコレートになって味わえるというのは、なんとも不思議、こんな未来が来るとは全く名古屋時代に予想もできませんでした。
いつも友だちだったような存在が、華やかなところに登場したんですね、みたいな、くすぐったい気持ち?
私が特に気に入ったのはみりんです。ひと口味わって多分、海外の方なら何のワイン??と、頭をかしげるかもしれません。
歴史ある三河のみりんは、味わい深く、料理で使うだけでなくそのまま味わってもおいしいものです。
地元素材を使ったチョコレート
今回私は思いました。地域の素材を使ったチョコレートというのは、地元の方が味わうのか、他地域の方が味わうのかによって、感じ方が違うのではないでしょうか。
また、地元で長く住んでいたけれども今は別の地域に住んでいる、という人が味わうのとでも、異なるはずです。
昔から親しんでいるものや、昔親しんでいて今はちょっと距離ができているものがあって、それらが今も元気なのは嬉しいことです。いつの間にかなくなってしまったものも逆に、あります。
愛知で、おいしいものを大切に作り続けている生産者さんたちが、今も元気で進化を続け、光が当たっているのだな、と思いました。
今回は取材で一足先に味わいましたが、愛知の方だけでなく、いろんなバックグラウンドの方に。もちろん海外の方にも、特にブルガリの「みりん」を味わっていただくと、面白いと思います。
【The Chocolate Journal チョコレートニュース】
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美