by Ayumi(市川歩美)

パスカル・ル・ガックシェフのセミナーレポート

この記事を書いている人 - WRITER -
市川歩美
ショコラコーディネーター®/チョコレートジャーナリスト®
詳しいプロフィールはこちら

ANAホテルインターコンチネンタル東京で、10月11日(金)、パスカル・ル・ガックシェフが特別なセミナーを行いました。もちろん大好評のため、満席(どころか、プラスαの人数)。

ル・ガックシェフが目の前で行うデモンストレーション、レクチャーは貴重です。
期待感、幸せ感がいっぱい、といった会場の雰囲気でした。

パスカル・ル・ガックシェフのご挨拶

久しぶりに来日したシェフのご挨拶から、デモンストレーションの内容までをシェアします。

「みなさん、今日はありがとうございます。これまでにお会いしたことのある方にも再会できてとてもうれしいです。日本に来るのは嬉しいことです。ただし、今回は帰れるかどうか心配ですけれどね(笑)」

たしかに。1週間前に東京に到着、土曜にフランスへご帰国予定。台風、大丈夫でしょうか。(と会場全員でシェフの帰国を心配しました)

パスカル・ル・ガックシェフの作りたてガナッシュ

セミナー内容は、ガナッシュ作りのデモンストレーション、シャンパンとショコラのマリアージュとデギュスタシオンです。

●ガナッシュ
チョコレートは2種、ミルクとダーク(エクアドル産カカオ65%、ガーナ産カカオ39%)を用意。高級な「バニラ」で香りをつけます。生クリームは北海道産。バターはほんの少し。※パスカル・ル・ガックのボンボンショコラにはほとんどバターが使われません。

「オーナーシェフとして、極力無駄なものを使いません。しかし美味しいショコラを作るために、良い素材があれば値段を見ずに手に入れます。全ては美味しいものを作るという目的のためです」

「ショコラティエとして私は、美味しいショコラを作り、みなさんに楽しんでいただきたい。みなさんだって好きなひとや家族に、何かおいしいもの作りたければ、どれだけ時間をかけてもいいと思うでしょう?それと同じことです」

ちょ、ちょっと、、!ファンの方に、お味見を直接お願いされるパスカル・ル・ガックシェフです。ルガックファンの方、多いと思いますが、羨ましいですよねこれ笑

できたてのガナッシュは、カップにいれて提供されました。

できたてから、次第に温度が変化し、風味が変わります。チョコレートは温度によってテクスチャーも、感じる風味も異なるからです。「目のまえで作りたて」からの風味の違いの体験は、デモンストレーションならでは。

あまりの美味しさに、3杯目のおかわりをする方まで!

直接パスカル・ル・ガックシェフがカップにガナッシュを入れてくださる、って、しかし貴重。
(もちろん右の方の後ろはずらりと、しあわせな行列)

セミナーで提供されたチョコレート

ショコラのデュスタシオンです。

パスカル・ル・ガックの人気ボンボンショコラ3種。「うわぁ、このショコラ大好き」なと声もあがりました。

「私のショコラはゆっくり口の中で溶かすことで香りがあがってきます」(パスカル・ル・ガックシェフ)

そうなんですよ。みなさん。

ルガックシェフのショコラは、ぽん、と口にいれてばあああっ!と強く刺激があるショコラではありません。ファーストインパクトが強すぎない。

パスカル・ル・ガックのショコラの、分析しづらくもある特徴が、長く食べ続けている私は好きです。上品で、繊細、素材がショコラの中に生きている。丁寧に食べているとわかる、このバランスがパスカル・ル・ガックです。世界中のパスカル・ル・ガック ファンも同じ感覚ではないでしょうか。

  • 「エキゾチック」トロピカルフルーツを使用したガナッシュ(パッション、ココナッツ、少しパイナップル)
  • 「プラリネ 胡麻とシトロン」アーモンドとヘーゼルナッツのプラリネに香ばしいゴマを混ぜ込んでいる。ミルクを選ぶことでやわらかい味わいに。レモンのゼストでレモンの風味づけ
  • 「バニラ」バニラが香るガナッシュ。デモンストレーションで体験。

「今日は、フランスの有名な作り手のシャンパーニュ(ペリエ・ジュエ)を用意しました。シャンパンとショコラをあわせるのは難しいのですが、マリアージュするものを選びました。ショコラの風味とシャンパンの風味を「重ねて」楽しんでください。」(パスカル・ル・ガックシェフ)

パスカル・ル・ガック氏の人生は「ショコラのために」

「チョコレート作りにはテクニックが必要です。しかし、求める味を見つけ、実現する感性を一生をかけて養い、探し続ける。それが私の人生です。毎日チョコレートまみれになって、レシピを確固たる確信をもって作る。求め続ける。私はチョコレートをみなさんに提供することを幸せに感じています」(パスカル・ル・ガックシェフ)

私は1990年代半ばからですから、かなり長い(そして気づけば深い)チョコレート愛好家ですが、出会ったときから、変わらずパスカル・ル・ガックシェフのファンです。チョコレートが仕事になってからは、何年も継続して取材を続けていますが、ショコラの美味しさ、常にお客さまを思うお人柄、ショコラへ向き合う誠実さは、全くぶれることがありません。

パスカル・ル・ガックシェフにふさわしい、あたたかで高級感のあるホテルの空間。ショコラがくれる幸せがあふれる、ル・ガックシェフらしいセミナーでした。素晴らしい通訳で、パスカル・ル・ガックさんの思いや言葉を的確に伝えてくださった、松谷治代さんにも心から感謝しております。

パスカル・ル・ガック東京のインフォメーション

パスカル・ル・ガック公式サイト
パスカル・ル・ガック 東京の場所
アクセス:東京メトロ千代田線 赤坂駅 2番出口徒歩5分
銀座線・南北線 溜池山王駅 11番出口徒歩1分
お休み・新メニューなどの近況は
パスカル・ル・ガックインスタグラムアカウント
でチェックしましょう。
※日曜はお休みだから、みなさん、くれぐれも気をつけて。

  • 追記
    ほぼ、全員がセミナー後にサインと写真撮影をお願いしていまして、はい、もちろん私も(笑)
    会場ではフォロワーさん、読者さんにお声をかけていただいたりお話したり。ショコラを深〜く語れる、瞳がキラキラした方々とご一緒できて幸せでした。ありがとうございました。みなさんにまたお会いしたいので、今後、ご一緒する企画を考えますね。

<おうちでチョコ>

このチョコレートはオンラインショップで購入、ご自宅で楽しめます。どれでも美味しいので、チョコレートファンならまずは購入して味わってください。
オンラインショップはこちらから

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
市川歩美
ショコラコーディネーター®/チョコレートジャーナリスト®
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© Chocolate Journal , 2019 All Rights Reserved.