【The Chocolate Journal チョコレートニュース】
こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
パスカル・ル・ガックの新作を楽しみにしている方のために。2023年の新作ボンボンショコラや、ユニークな新アイテムを取材しました。チョコレートジャーナル読者のみなさんに、いち早く情報をシェアします。
パスカル・ル・ガック新作ボンボンショコラ 4種
毎年バレンタインシーズンに日本に届く、パスカル・ル・ガックの新作ボンボンショコラ。ファンには大きな楽しみとなっています。
2023年の新作ショコラを、1つずつご紹介します。
ヴェルヴェーヌ
レモンのような、清々しいヴェルヴェーヌ（レモンバーベナ）の香り。ビターガナッシュからは、一口でその豊かに広がります。ハーブ好きな方なら間違いなく感激しますので、味わってください。
茎の部分ではなく、フレッシュなヴェルヴェーヌの葉を使用しているそうです。
パッションフルーツとスパイス
パスカル・ル・ガックのチョコレートを長年食べ続けている私もびっくり。おおお、となりました。個人的にとても好きで気になるボンボンでした。もうひとつたべたい、という感じ。往年のファンの方、味わってください。
パッションフルーツにカンポットペッパー（カンボジアのコショウ）、メース（ナツメグの表皮）、生姜をあわせたガナッシュです。これがダークガナッシュではなく、ミルクガナッシュであることが、パスカル・ル・ガックさんではないでしょうかね。
パッションフルーツと、ナツメグとコショウの長い余韻、体験してください。
アルマニャック
12年熟成のブランデー（アルマニャック）を使ったガナッシュです。こちらもミルクチョコレートのガナッシュであることがパスカル・ル・ガックさん。
お酒をまろやかに親しみやすく。お酒は強くないので、安心してお口にぽん、してください。夜、味わって、眠りたいかも。
モヒート（伊勢丹サロンデュショコラ限定）
こちらは、サロン・デュ・ショコラ（東京）限定のボンボンショコラです。
フレッシュなミントが爽やかに香るラム酒ベースのガナッシュ。フレッシュなミントの葉由来の、さわやかで力強いミントの香りが楽しめます。こちらも、私のようなハーブ好きな方、フレッシュミント好きな方、ぜひとも。
ちなみに、以上４種類の新作ボンボンは、４種がセットになったボックスがあるわけではなく、パスカル・ル・ガックから販売される、さまざまなサイズのチョコレートボックスの中に、ちりばめられるように入っています。詳しくは、ショーケースで、あるいはスタッフの方に聞いてみてくださいね。
パスカル・ル・ガックといえばトリュフ
パスカル・ル・ガックといえば、トリュフを見逃すわけにはいきません。
バレンタインフェアでは「毎年、まずはトリュフ押さえる」という方も多いようで、ブランドの方によると、早々に売り切れる日もめずらしくないそう。
今年のパスカル・ル・ガックのトリュフは、２種入り。カフェオレ風味の「カフェオレ」、そして「ナチュール」です。
「カフェオレ」は、まさにビターなカフェオレをイメージしたトリュフです。コーヒーとチョコレートのビター感が調和。パスカル・ル・ガック東京のスーシェフ、野澤倭歌菜さんいわく、お店おスタッフがこのトリュフにかなりざわついていて、野澤さんご自身もかなり！気に入っているんだとか。
パスカル・ル・ガック初 クールもなか
こちらは期間限定販売です。ハート型の最中にチョコレートコーティング、「クールもなか」。新宿伊勢丹のサロン・デュ・ショコラ限定アイテムです。
生みの親である、パスカル・ル・ガックのスーシェフ・野澤さんによると「もなかの皮を、空焼きして香ばしさとパリッと感を出してから、生地を流してさらにパリッとオーブンで焼いています」とのこと。かじればわかる、このパリパリ具合。
パリパリっとした食感が損なわれないよう、毎日作って早めに売り場に届けているそうです。
「クールもなかミルク」と「クールもなかフレーズ」があり、ミルクのほうは、パスカル・ル・ガックオリジナルのミルクチョコレートを使用。フレーズの方は、ヴァローナ社のインスピレーションフレーズを使用。
カットした断面をご覧ください。ぎっしりなのがわかるでしょうか。
結構食べ応えがあります。
パリパリっ、という音とともにもなかの香りがはじけ、チョコレートの風味が調和する「クールもなかミルク」、一方でフレーズの方は、いちごの甘酸っぱい風味がさわやかに広がります。
「私たちも味わって、これ、意外とおいしいね、と感じて作りました。パサパサしてなくてしっとりした生地にしていること、あとはもなかの分量と生地の比率、焼き方をしっかり考えてあります」と野澤さん。
期間限定販売ですので、無くなり次第終了。いつかまたどこかで、別の機会に登場することもあるかもしれません。
パスカル・ル・ガック 新マカロン
最後に新作マカロンです。
最新のマカロン「デーツ＆フルールドオランジュ」は、オレンジフラワーがほのかに香り、ホワイトチョコのガナッシュと、デーツのコンフィチュールがセンターに。
心安らぐ香りと、ナチュラルなデーツの甘みは、ご褒美マカロンにふさわしいです。先日日本に入ってきたばかりのほやほや、とのこと。
マカロンのセットボックスに入って販売されていますが、一部店舗での取り扱いはありません。全国の催事で販売されますのでチェックしてください。今後、単品で販売されることもあるかもしれません。
パスカル・ル・ガックの2023年の新作、いかがでしたか？
ぜひお買い物の参考にしてください。この記事でご紹介したアイテムの他にも定番ボンボンショコラ、トリュフなどはいずれもおさえていただきたい美味しさです。
＊詳細は、各催事が行われている百貨店、またはブランドまでお問合せください。
パスカル・ル・ガックを知るための記事
パスカル・ル・ガックが日本に登場したときから、長年ファン。これまでにいくつものメディアで記事を書いていますが、チョコレートジャーナルで書いた記事も色々あります。リンクしておきますので、参考にしてください。
【The Chocolate Journal チョコレートニュース】
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美
