こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
ロッテが、今年4月5日に販売を開始した「プレミアムガーナ」シリーズの中から、今日は、私が気に入っている「プレミアムガーナ ショコラホイップ<ミルクバニーユ>」について書きます。
プレミアムガーナとは
ロッテの「ガーナ」は、もうお馴染みですね。1964年から販売されている、赤いパッケージがアイコンの、国民的人気のチョコレートです。
そのガーナに「プレミアムガーナ」というシリーズがあるのを、ご存知でしたか?
実は、2021年10月に登場したばかりの特別なシリーズで、ガーナチョコレートを使い、ちょっと贅沢に仕立てたチョコレートがラインナップされています。
コロナ禍に「ストレスを感じている人が癒される食べ慣れているガーナの味を」そして「ちょっと贅沢なご褒美チョコを」。この2つのニーズにこたえてうまれたのが「プレミアムガーナ」。
昨年の秋には生チョコレートやフルーツショコラなどが登場しましたが、今年の4月5日には、春夏仕立ての「プレミアムガーナ」を5種発売。
中でも、私が気に入っているのがこのショコラホイップ<ミルクバニーユ>、というわけです。
ふんわりかるいショコラホイップ
個人的な話ですが、私はふわっとしたものが、子どもの頃から好きです。
もちろんチョコもそうで、パリのショコラティエが作るボンボンショコラでも、ふわっと口どけるムース状のガナッシュ入りのものは、とても好き。
みなさんは、いかがでしょう。私が出会ってきたチョコレート愛好家の方々には、結構ふわりとやわらかいテクスチャー好きな方が多い気がします。
あとは、春夏はやはり、ホイップのような軽やかなものが好まれるシーズンですね。
ホイップのふわっとした食感はどうやって?
それで、あまりにも気になったので、ロッテの開発担当者さんと直接、お話してしまいました。みなさんにもシェアしますね。
開発担当者さんによると、外側は、お馴染みのあのガーナミルクチョコレートです。センターの白い部分は、ホワイトチョコレートベースで、製造工程で空気を抱き込むようにして作られます。
口どけの軽さは、生クリーム(北海道産)を使用しているや洋酒(ラム)のような水分のあるものを使っていることにも由来します。
外のチョコレートはカリッ。ふわっとしたセンターの食感。この対比が、いつものガーナミルクチョコを、スペシャルなものにしています。
パッケージに癒される
思いがけず、パッケージをあけるとときめく、ということも書いておきましょう。箱を開けると、こんな心あたたまるメッセージが。
ああ、このなんというか、性格のいい後輩の女子が、デスクに残してくれたかのような、押し付けがましくないラインのメッセージがいいですね、私が先輩男性なら、まちがいなく好きになりかけます…(妄想)
実際のところ、「開発担当」の方は、何名かいらっしゃるそうですが、その中のお一人が実際に書いた文字を、デザインに起用しているそうです。メッセージの内容は「開発担当全員からの心からの思い」。
箱の裏に、商品の説明ではなく、心あたたまるメッセージをデザインに選んだという今回のボックス。お客様から好評だそうです。
(ちなみに食べ終わると、箱の底にメッセージが出てきますから、こちらもお楽しみに)
なんとなくチョコパイ
ところで昔からチョコパイが好きで、食べ慣れている私にとって、このチョコレートは、私にどこかチョコパイとの共通点を感じさせるものでした。
ふわふわのクリーム、チョコレートのミルク感、洋酒を香らせている点、などですね。なので、全国のチョコパイファンのみなさん、あなたもきっと気にいると思います。
このチョコレートは今年の9月末までの販売予定。全国で販売されていますので、見つけてみてください。
text & photo
チョコレートジャーナリスト 市川歩美
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