チョコレートパッケージアウォード 2026 結果発表!

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こんにちは。チョコレートを主なテーマに掲げる、ジャーナリストの市川歩美です。

フェリシモチョコレートミュージアムが主催する「チョコレートパッケージアウォード2026」の受賞作が発表されました。私は、審査員をつとめています。

チョコレートパッケージアウォード 2026 詳細はこちら

今回は、ノミネートされた約98点のチョコレートパッケージの中から、5名の審査員による厳正な審査を経て、今回6点のパッケージが栄えある受賞に輝きました。いずれも、全員から高い評価をえられたものです。

目次

大賞 「ルル メリー」ショコラサブレ 株式会社メリーチョコレートカムパニー

審査員評
■市川歩美(チョコレートジャーナリスト)
パッケージにデザインされたバラやチューリップから、上品で可愛らしい雰囲気が感じられ、日本のメンタリティが自然ににじみ出ているように感じます。チョコレートは、味わうきっかけがなければ手に取られにくいものだと思っていますが、「ルル メリー」のパッケージは、そのきっかけを控えめに、そっと静かに与えてくれます。この「そっと」が、ありそうでなかなかない、素晴らしい点だと感じます。

■いなだみほさん(スイーツ&パンライター)
なんといっても「かわいい!」がファーストインパクト。昭和の人も平成の人、きっと令和のお子さまも、みんな「かわいい!」と思え、そしてちょっと懐かしさを感じられるパッケージだと思いました。そして、お花のデザインに癒されます。お花とお菓子ってどちらも贈られてうれしいアイテム! そんなアイテムを1つのパッケージで表現されているところが好きです。
チョコを食べたあと、この箱に何か入れる?という楽しみもありつつ、箱そのものを飾っておいても絵になり、置いておくだけでお家の中が華やかになる!中に何かを入れるだけでなく、箱自体を楽しめるパッケージだと思いました。

■後藤繁雄さん(編集者/アートプロデューサー)
人の心をつかむモチーフを上手に使いながらちょっとクラシックだけれどちょっとモダンな、絶妙なバランスになっています。洗練されているとはこういうことだと思います。絶対に捨てられないパッケージになっており、気軽なのだけれど捨てられない、デザインで日本的な洗練を発明しています。
デザインと味とのバランスが良いと思いました。

審査風景


■三原美奈子さん
(パッケージデザイナー・公益社団法人日本パッケージデザイン協会理事)
静かに心躍る。落ち着いた輝き。媚びない愛らしさ。「ルル メリー」のパッケージデザインからはそんな印象を受けます。個人的にもずっと「ルル メリー」のパッケージデザインのファンなのですが、デザイナーとしては、このパッケージの箔の使い方にも感銘を受けました。軽やかでさりげない箔使い。箔が脇役になっているのに、主役にも負けない強さ、美しさがある。
丁寧に、着実に、計算されて作られた日本の誇るべきパッケージデザインだと思います。


■松本和子(株式会社フェリシモ)
もらった人が贈り物をもらったように感じて本当に嬉しくなるパッケージです。「とっておきたい」「とっておける」それがパッケージのすごさだと思いますが、このパッケージはそこが秀逸だと感じました。パッケージの一輪の花にあこがれとなつかしさがあります。ちょっとした贈り物としての一輪の花。「あっ」と思った時に、お花を一輪あげるように、チョコレートを渡す。贈り物の機会をこのパッケージが作り出しているかもしれません。

授賞コメント(株式会社メリーチョコレートカムパニーさま)
このたび「ルル メリー」のパッケージデザインが大賞という栄誉に輝き、心より感謝申し上げます。ブランドを支えてくださる皆様とチームの努力の結晶がこのような形で評価されたこと、大変嬉しく思います。
今後も、「ルル メリー」らしい世界観を大切に、より魅力的なデザインをお届けできるよう精進して参ります。ありがとうございました。

審査員賞(市川歩美賞) REPUBLIC OF COSTA RICA 
Bean to Bar Chocolate kiitos

審査員評 
市川歩美(チョコレートジャーナリスト)

かつて新聞記事の取材で、kiitosのある鹿児島県鹿屋市まで出かけました。カカオ豆からチョコレートを作る、おしゃれなビーントゥバーブランドです。障がいをお持ちのみなさんが、それぞれの得意分野を生かしながら、驚くほどおいしいチョコレートを生み出しています。絵が得意なスタッフによるパッケージのイラストは美しく、チョコレートを包むのも手作業。紙の手ざわりはやさしく、あたたかみが伝わってきます。中の金色の紙も、スタッフさんがゆっくり、ていねいに、手で折っていました。すべての工程を極めて
ていねいに積み重ねることが、そのおいしさにつながっています。チョコレートづくりに向き合うみなさんの所作からは、ていねいにものごとを行う大切さをあらためて感じました。桜島の形を模したチョコレートからは鹿児島が感じられ、並べると可愛らしくて、どうしても写真に撮りたくなってしまいます。

審査員賞(いなだみほ賞) チョコラティーノ カファレル

審査員賞(後藤繁雄賞) 山菓子 富士山(春)Mt.FUJI 小楽園

審査員賞(三原美奈子賞) 茶葉ショコラ 有限会社無量塔 theomurata

審査委員長賞 イロドリチョコレート LITTLE MOTHERHOUSE


審査員のコメントなど、詳細はぜひ、以下の記事をご覧ください。

受賞ブランドのみなさん。おめでとうございます!

2026年4月24日には、神戸のフェリシモ本社でチョコレートパッケージアウォード 2026の授賞式が行われました。その詳細については、改めて書きます。

text & photo ジャーナリスト/チョコレートジャーナリスト 市川歩美

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