こんにちは。チョコレートを主なテーマにするジャーナリスト、市川歩美です。今日は2025年3月11日(火)~3月14日(金)まで開催されている「FOODEX JAPAN」のことを書きます。
FOODEX JAPANとは?
「FOODEX JAPAN 2025」へ行ってきました。
FOODEX JAPANは、アジア最大級の食品・飲料の展示会で、一般社団法人日本能率協会が主催する大規模なイベントです。1976年に初めて開催されて以来、毎年東京で開催されていて、今年で50回目を迎えました。

今年は、世界74カ国・地域から2,930社が出展しています。来場者は約90カ国・地域から80,000名以上、海外バイヤーも13,000名以上が訪れるそう。
最新の食品や飲料ほか、食にまつわるものが集まり、ビジネスが生まれる場として、多くの関係者が訪れています。会場は東京ビッグサイトです。(一般の方でなく、企業の方や、輸入業者さんなどが対象です)
FOODEX JAPANの会場にて
私はジャーナリスト、関係者として伺いましたが、ちょこっとのつもりが、気づけば5時間たっていました。
海外のブランドのオーナーさんと直接話すことができるので、話が早くわかりやすいのです。これがFOODEX JAPANの魅力ですね。今後日本に輸入販売される可能性のある商品に出会え、今後どこかのお店で見かける日がくるのかも、と応援したくもなります。
ということで、先日ご縁あって出会えたいくつかのブランドから、少しだけですがご紹介します。
VONDEL MOLEN(ベルギー)

VONDEL MOLEN は、ベルギー・フランダース地方で1867年から続く、伝統のソフトなジンジャーブレッドの名店。「ヴォンデルモーレン」という発音です。チョコではないのですが、個人的に好きでした。
アルザスで味わったパンデピスも好きでしたが、実はジンジャーブレッドのルーツはベルギーのフランダース地方だったと、今日知りました。ナチュラルなはちみつの甘さ、スパイスの風味がよく、ソフトでとても好き。私好みの味で、代表のラファエルさんとのお話が楽しく、すっかり打ち解けてしまいました。いつかアントワープへ出かけたら立ち寄ります。
Chocolate & Love(デンマーク)

Chocolate&Love はデンマークを拠点にするチョコレートブランド。カカオ含有量が高く砂糖を抑えたチョコレートを販売しています。創業者でオーナーのリチャード・オコナーさんとおしゃべり。世界各国で展開、最近カナダではカフェがオープンしたそう。特に100%カカオにジンジャーを加えたチョコレートバーが気に入りました。NYのアーティストによる美しいパッケージが印象に残りました。
Kim’s Chocolate(CACHET)(ベルギー)

Kim’s Chotolate はベルギーのブランド。韓国との関係はありません。1987年の創業で「CACHET」 というブランドがあり、カナダやアメリカ、日本でも販売されています。オーガニックシリーズをはじめ、いろいろなチョコレートバーがあります。私はジンジャー&ブラックベリーのフレーバーが気に入りましたが、日本ではまだ手に入らないかもしれません。写真のミニバーのヨーグルトラズベリーなどが、ベリー好きな私は夏に良いのではと思いつつ。
Frootiful(インドネシア)

Frootiful はインドネシアのブランド。チョコではないんですが、フリーズドライのフルーツスナックが美味しかったのです。特にドラゴンフルーツ。インドネシアからいらしたという女性スタッフの方とおしゃべり。いくつか試食させていただきましたが、しいたけのフリーズドライもソルティでとても美味しかったのです。日本では販売されていないそうです。可愛いパッケージでした。
(今日、おしゃべりさせていただいたみなさん、ありがとうございました!)
FOODEX JAPANの楽しみ
FOODEX JAPANには、各国から企業のオーナーさんや担当者さんが訪れていますので、直接取引の相談をできます。ビジネスを展開したい企業の方、食に関心がある業者さんが情報を収集できるイベントです。
「FOODEX JAPAN 2025」の概要
場所:東京ビッグサイト(東京国際展示場)
日時:2025年3月11日(火)~3月14日(金)
時間:10:00~17:00(最終日は16:30まで)
来場対象:食品・飲料業界のバイヤー、商社、メーカー、外食・中食関係者など
出展分野:食品・飲料、健康食品、輸出向け食品、酒類、調味料、食品加工技術など
公式サイト:FOODEX JAPAN
会場では、セミナーも開催されています。最新情報は公式サイトをご確認ください。
text & photo ジャーナリスト 市川歩美