こんにちは。チョコレートを主なテーマに掲げるジャーナリスト、市川歩美です。
2025年4月20日(日)日本テレビの特別番組「一茂カズ VS THE業界ジン」に出演しました。この番組では、日本のさまざまな「業界」の最先端ニュースを、専門家が「業界人」として登場して、注目の話題をトーク。
MCは長嶋一茂さんとカズレーザーさん。ゲストには小栗泉さん、トラウデン直美さん、ホラン千秋さん、吉村崇さん(平成ノブシコブシ)でした。豪華な顔ぶれが揃い、にぎやかで充実した1時間でした。

チョコレート業界は「産地の違いを楽しむ」フェーズへ!
私・市川歩美がチョコの「業界人」としてお話したのは、2トピックスありますが、ひとつは「カカオの産地別の違いを楽しむ」チョコレートのフェーズです。
スタジオでは実際に、異なる産地のチョコレートを皆さんに味わっていただきました。

楽しかったですねええ、、本当に。タンザニア産カカオ、ベトナム産カカオ、トリニダード・トバゴ産カカオ。3つの国別カカオのカカオ70%のタブレットを味わい比べてもらいました。
「ベリーが入っているみたい」「全然さっきと違う!」「お香みたい」
といった驚きの声や感想が次々とあがって、聞いているだけで私は楽しかったです。出演者のみなさんがチョコレートの“奥深さ”を感じてくださったのがわかりました。

みなさんの表情がぱっと明るくなったりして。あらゆる感想は私にとっても参考になりました。

カカオを使わないチョコレート風味の商品
もうひとつのトピックスは、世界的なカカオ価格の高騰を受けて広がる“カカオを使わないチョコレート風味食品”の開発という新しいトピック。
今回取り上げたのは、私が注目している以下の2商品です。
「ゴボーチェ」 (あじかん)
ごぼうを使って、チョコレートのような食感や風味を作ったという製品/一般向け
「アノザM」 (不二製油)
イナゴ豆とえんどう豆を使った満足感のあるミルクチョコレートのような風味の製品/製菓用
どちらもカカオを使っていないけれども、まるでチョコみたい。風味が良いので私のおすすめでもあります。「チョコレートの未来」の可能性を感じるプロダクト。
番組でもお話ししたように、あくまでも主役はカカオです。カカオ生産の持続可能性をまずは考えつつも、これらのようにチョコレートをサポートしてくれる、選択肢の登場はチョコレート店や洋菓子店にとって嬉しい存在ではないでしょうか。2商品については、またあらためてメディアなどでご紹介したいところです。

◆ 他の業界の話題も最前線!
この番組では、個性豊かな「業界ジン」のみなさん登場し。それぞれの専門分野の最新ニュースが伝えられました。
【歯科業界(小野宇宙さん)】
・虫歯が“1日で完治”するタイパ重視の治療
・30年以上メンテナンス不要の「貼るホワイトニング」など、驚きの技術が進化中
【美容業界(ユヒャンさん)】
・「チクチク痛い」が効く!?話題の刺激系美容
・寝ている間にケアできる“睡眠美容パック”が人気に
【音響業界(平野勇樹さん)】
・耳をふさがず音が聴こえるヘッドホンが注目
・1台で音に包まれるような立体音響スピーカーも登場
【お墓業界(横田睦さん)】
・スマホで供養できる“メタバース霊園”
・「行きたくなる」楽しいお墓が新たなスタイルに
私たちの生活に関わる分野の技術。チョコレート業界以外の全く新しい情報は新鮮でした。楽屋でも、みなさんと楽しくおしゃべり。
ご一緒させていただいた素敵な出演者のみなさん、そして丁寧にサポートしてくださった制作スタッフのみなさん、ありがとうございました。スタッフの方々が熱心で多くの情報交換、私自身勉強になりました。
テレビをみてくださったみなさんにも、感謝申し上げます。チョコレートの豊かな未来にむけて、これからも最新の話題をお届けしてまいりますね。

text ジャーナリスト/チョコレートジャーナリスト 市川歩美