こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
渋谷スクランブルスクエアにオープンしたル・ショコラ・アラン・デュカスのチョコレートのソフトクリームに、注目してください。
ル・ショコラ・アラン・デュカス「ソフトクリーム ショコラ」
11月1日にオープンた、渋谷スクランブルスクエア。
私は、商業施設等はオープンしたばかりの時期には、決して出かけません。行列や人ごみが好きでなく、落ち着いてものに向き合いたいタイプなので、Press向け内覧会以来、実は一度も出かけていませんでした。
そんな私が、先日いただいたのが、定番メニューのこちら。ル・ショコラ・アラン・デュカスのソフトクリームです。
美しいです。この美しさをショップでぜひご覧ください。
ソフトクリームにしては、めずらしく、なかなか形が崩れないのが特徴。理由はチョコレートをたくさん使っているからです。乳製品は不使用。
ル・ショコラ・アラン・デュカスがついにソフトクリームを
私はチョコレートソフトクリームが好きで、All Aboutで、2013年から毎年更新しながらチョコレートのソフトクリーム記事を書いているほどです。
2019年版 チョコレートのソフトクリーム厳選15
(2020年度版は来年春・夏あたりに公開予定)
そんな私も、このソフトクリームに出会って、感無量。時代を感じるのです。いよいよル・ショコラ・アラン・デュカス がカカオから手がけた、本格的なチョコレートソフトクリームを日本で販売する時代がきたのかと。数年前は想像すら、できませんでした。
ル・ショコラ・アラン・デュカス(ブラン詳細はこの記事を参照)はパリ発のブランド。カカオ豆から「味と品質」という点でレベルの高いチョコレートを作り、そのチョコレートを日本で、ジュリアン・キンツラーシェフが、デザートにします。
デザートは常に私好み。味もヴィジュアルも洗練されています。が、まさか、渋谷で、日本独特の「ソフトクリーム」を作ってくれるとは、という感じです。
私は、パリの「Le Chocolat Alain Ducasse Manufacture à Paris」へ、パリへ行くたびに訪れていますから、あのパリの工房から、渋谷までの長旅がイメージできます。
カカオから辿れば、もっと遠く。問おう今日でこんなに凛々しく、美しく、美味しいソフトクリームになってくれて、日本のチョコレートファンを代表してありがとう、と言いたいです。
私がOggi.jp(小学館)で書いた記事はこちら↓
ソフトクリーム好きなら絶対食べて! 渋谷超高層駅ビルの神々しいチョコソフト
渋谷スクランブルスクエア限定でチェックしたいアイテムは?
ソフトクリーム以外にも、渋谷スクランブルスクエア限定アイテムがあります。
写真は「フォレノワール」。フランス・アルザス地方の定番菓子です。アルザス地方は、ジュリアン・キンツラーシェフのふるさと。
きんつらーシェフによると、かつてお母さまに作ってもらった思い出の味が、ベースなのだとか。
甘さおさえめ。甘酸っぱいグリオット(さくらんぼのシロップづけ)、ショコラクリーム、ショコラのジェノワーズ、ふんわりとしたシャンティクリームが層に。ワンカット1200円(税別)と、お値段は決してお安くないのですが、ジュリアンシェフのルーツが現れ、現代的なフォレノワールという点で、価値があります。カフェスペースでいただけます。
チョコレートの食べ比べができるコフレも
「コフレ・カレ・デギュスタシオン」もおすすめ。
産地別カカオを使った小さなシングルオリジンのみにチョコレート(ミニタブレット)をセットにしています。
昨年秋にパリで登場してから人気の、デュカスの小さなタブレット。3種24枚の詰め合わせが2500円(税別)です。
食べ比べできて、ギフトにもよいです。「こういうの欲しかった」というチョコレートファンの声が聞こえてきそうなアイテムです。
text チョコレートジャーナリスト 市川歩美