アルノー・ラエール おすすめチョコレートケーキ3選

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こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。アルノー・ラエール広尾本店、 チョコレートファンには、人気の高いお店ですね。この記事では、アルノー・ラエールのおすすめの中でも、特にチョコレートケーキを取り上げます。

テイストメイドスイーツコレクションの連載「市川歩美のチョコレートダイアリー」で今日公開された記事でも紹介した、私のおすすめチョコレートケーキを、チョコレートジャーナルでもご紹介します。

目次

アルノー・ラエールとは?

「アルノー・ラエール」は、 チョコレートファンに大変人気の高いパティスリーです。本店はパリ。シェフをつとめるアルノー・ラエールさんは、フランスのM.O.F(国家最優秀職人章)を持つ、有名なパティシエです。

パリから空輸されるボンボンショコラのおいしさには、定評があり、日本上陸前からチョコレートファンの間で注目を集めてきました。

2018年1月には、東京に待望のブティックをオープン。日本上陸したのは、東京・広尾でした。 現在は、日本には広尾とGINZA SIXの2店舗、本場のパリに3店舗、ギリシャに1店舗が展開されています。

アルノー・ラエールの代表作は?

「トゥールーズ・ロートレック」

さて、そんなアルノー・ラエールでぜひ味わっていただきたい代表作ともいえるのが、私がおすすめチョコレートケーキ。絶対にはずせないスペシャリテがこちら!

トゥールーズ・ロートレック」870円(税込)通年販売

「トゥールーズ・ロートレック」はブランドのスペシャリテ。以前は、シルバーがキラキラっとしたようなデザインでしたが、今は少しデザインがかわりました。以前も今も素敵です。

つやつや!

「トゥールーズ・ロートレック」という名は、もちろん有名な画家にちなんでいます。実は、アルノー・ラエールの本店がある、パリのモンマルトルの通り沿いにかつてロートレックが住んでいたのだそう。アルノー・ラエールが、ロートレックへオマージュを捧げているのです。

みずみずしいのに、チョコレート好きが満足するチョコレート感。やわらかな生地とムースがすうっ、そしてふわっととけて、とても私好みなのです。(私は、しっとりなめらかで濃厚すぎないチョコレートケーキが好き)

3種類のチョコレートを使ったクリーム、外側のムースはヴァローナ社の「グアナラ」をメインに使った軽やかなもの。シェフの宮地さんにお話しを伺うと「ぜんぶで4種のチョコレートを使うことで、酸味、苦味、コクのバランスを整えているんです」とのことでした。

プティガトー(一人サイズのケーキ)もよいですが、アントルメ(みんなで切り分ける大きめサイズのケーキ)もおすすめ。みんなでシェアしたいシーンには、アントルメをどうぞ。

人気の高いフランボワーズのチョコケーキ

「モンテクリスト」

やっぱり好きだなあと私は思うのです。フランボワーズとショコラのケーキ。定番だからこそ、おいしいものは、考え抜かれて作られているのでしょう。

「モンテクリスト」750円(税込)通年販売

クラシカルなイメージがありますが、お味は新しい時代にあわせたバランス。私は種入りのフランボワーズの真っ赤なジャムがつやつやっとのった、こういうタイプのチョコレートケーキが以前から好きです。

「モンテクリスト」がまさにそんな感じ。ショーケースでぱっと目をひきます。テイストメイドの記事にも書きましたが、赤いドレスとジュエリーを身に纏った女性のようなイメージがあるんです。

チョコレートは、赤いベリーのような香りが特徴のヴァローナ社の「マンジャリ」を使用。

フランボワーズのガナッシュと、マンジャリのムース、ガトーショコラ、そしてピンク色のフランボワーズのふわりとしたクリームが調和します。クリームによって、少し、ふわりとやさしいテクスチャーが生まれています。

波型のチョコレート、フレッシュフランボワーズ、金箔のデコレーション。味もヴィジュアルも煌めいています。

必ず食べたい「パリセヴェイユ」も

「パリセヴェイユ」

こちらのケーキもお見逃しなく。

パリセヴェイユ 780円(税込)通年販売

ホワイトチョコレートを使ったおいしいケーキです。こちらも私のお気に入り。このケーキの名前「パリセヴェイユ」は、あの自由が丘の名店に由来しているのをご存知でしたか?

このケーキは、アルノー・ラエールシェフが、自由が丘にあるパティスリー 「パリセヴェイユ」の金子美明シェフと親交が深いことから生まれました。パリセヴェイユの「ガトーバニーユ」を、アルノー・ラエールシェフがリメイクしているというわけです。

バニラの香りが豊かです。よく見るとケーキのあちこちにバニラの黒い小さな粒がたくさん見えます。このバニラはマダガスカル産。バニラの香りに加え、ほのかなラムの香りが、チョコレートケーキを奥行きのあるものにしています。

食感もとてもいいんです。

ザクザクと香ばしいアーモンドのクロッカン、バニラのフランジパーヌ(カスタードクリームとアーモンドクリームをあわせたもの)に、ホワイトチョコレートにバニラを加えたガナッシュ。マスカルポーネを使ったシャンティがふんわり。

うっとりするようなバニラの香りとともに、さわやかなヴィジュアルも楽しめます。

*ケーキは現在、テイクアウト限定です。

アルノー・ラエール おすすめのお菓子は?

ケーキ以外に、ぜひお店にいったらお土産にしたいお菓子のおすすめもあります。チョコ系をご紹介します。

アルノー・ラエールの「ディアマンショコラ」も美味しいですよ。おうちにあるとうれしい一品。塩がアクセント、キラキラと透明なシュガーがクッキーの周りで輝いています。カカオ分70%のチョコレートを使用。

フィナンシェショコラもおいしいです。チョコレートと焦がしバターの香り。

それから「アマンドショコラ」もカリッとしたアーモンドと、たっぷりめのチョコレートのバランスがよいのです。たくさん入っているのでしばらくお仕事のお供として、楽しめますよ。

「ブラウニー」「モワルーショコラ」もお好きな方が多そう。ぜひチェックを。ボンボンショコラがお店に並んでいれば、もちろんおすすめなので味わってみてください。

ご紹介したチョコレートケーキや、お菓子は、アルノー・ラエール 広尾本店、アルノー・ラエール GINZA SIX店で購入できます。

アルノー・ラエール公式サイト

text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美

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