セミフレッドって何？　ブルガリ イル・チョコラートで人気の夏デザート

こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。

セミフレッド、ってなに？この記事では、その説明ととともに、今年新発売となり人気を集めているブルガリ イル・チョコラートの「セミフレッド」をご紹介します。

セミフレッドってなに？

 

セミフレッド、という言葉が初耳ならわからないはずですが、スイーツ好きな方でも、いまいちわからず、「蝉（セミ）」のイメージがぼんやり浮かんでいる、なんて方もいるかも？

イタリア語で
セミは「半分」（semi）
フレッドは「冷たい」（freddo）

セミフレッドとは、イタリア由来の、半解凍のアイスクリームケーキです。完全にではなく半分冷たい、ということ。

イタリアに昔からあるアイスケーキで、卵白やクリームを泡立て、沢山の空気が入った生地を冷やし固めるため、軽やかです。すっ、とした口どけ。

ムースを凍らせたような感じなので、アイスと比べてやわらかく、イタリアでは大きく作ったセミフレッドを少しずつカットして味わうことが多いようです。

 

セミフレッドはどんな形？

 

セミフレッドの形です。

 

ドライフルーツやナッツを刻んで入れたもの、ベリーを使ったものなど、バリエーションは無限大。もちろん、チョコレートを使ったものも多いです。簡単にホームメイドできるので、レシピ掲載が多く、形やデコレーションもアレンジ自在です。

 

写真にあるように、大きなセミフレッドをスライスして、お皿にのせ、スプーンやフォークでいただくスタイルが一般的。日本でも、イタリアンレストランのデザートで提供されていることがあり、私もこのスタイルで何度か味わったことがあります。

 

ブルガリ イル・チョコラートでは新感覚のセミフレッドが人気

 

そんなセミフレッドの最新の、モダンなタイプをご紹介します。７月８日に販売となった、ブルガリ イル・チョコラートの「ブルガリ セミフレッド」です。

ワンバイト（ひとくち）感覚で楽しめるタイプ。フレーバーは４種。ブルガリ イル・リストランテのルカ・ファンティン氏が、イル・カフェのメニューからインスピレーションを得て開発しています。

カカオクルード・ジャンドゥーヤ（写真左上）
カカオクルード社のオーガニック・ロー・チョコレート（ジャンドゥーヤ）自体に含まれているココナッツの花蜜の風味やローストしたヘーゼルナッツ、ジャンドゥーヤの風味が広がります。

カッサータ（写真右上）
カッサータは、シチリア発祥の、リコッタチーズを使った伝統的なアイスデザート。カッサータ風セミフレッド、といった感じです。オレンジとレモンの砂糖漬けとピスタチオの風味が高く、イタリアらしくてときめきました。

ランポーネ（写真左下）
ランポーネはイタリア語でラズベリーのこと。イタリアで有名な「クロスタータ・ディ・ランポーニ（ラズベリータルト）」をセミフレッドで表現。かじると真っ赤なラズベリーのジュレが入った、２層構造です。

ティラミス（写真右上）
ブルガリのオリジナルティラミス「ブルガリ ティラミス」のレシピをベースにアレンジして作られています。細かく砕いていれたビターチョコレートや、カカオニブがカリッとしたアクセントに。こちらも２層。

冷たいけど冷たすぎず、しゃり、ではなくふわっとした感触が特徴。

先日味わい、美味しかったのでご紹介をしていますが、お値段、小さな４つで7500円（配送用パッケージ入り）ですから、おやつにたべよう、というノリで気軽に買うものではありません。

「高級感のあるギフトをお探しの方に」おすすめです。もし、プレゼントしていただいたりしたら感激、というもの。もちろん、ブルガリファンの方はご自分で購入してくださいね。

もし味わう機会があれば、ですが、カットしてフォークで、と畏まらず、手にとってぱくっ、をおすすめします。（その方がまちがいなく美味しい）

 

ブルガリ セミフレッドはここぞというときのギフトに

 

気になった方へ「ブルガリ セミフレッド」についての情報です。価格は、店頭持ち帰りパッケージ8,500円/配送用パッケージ7,500円（各税込）。

販売場所は、ブルガリ銀座タワー10Fイル・チョコラート/松屋銀座店/イル・カフェ阪急うめだ本店/大阪高島屋店と オンラインショップ 。

問い合わせ：ブルガリ イル・チョコラート　03-6362-0510

よいものを知る方へのギフトをお探しのとき。冷たすぎないものを好む方にもよいですね。パッケージの高級感はいうまでもなく完璧です。

 

ブルガリ イル・チョコラートのチョコレートやドルチェには、イタリアの食文化が現れています。「セミフレッド」をこれを機に知るのも、良いことだと思います。

text&photo
チョコレートジャーナリスト  市川歩美