こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
東京・三田にある「グーテドママン」のアマンドショコラ(アーモンドチョコレート)が、私は昔から大好き。港区にお住まいの、著名人のみなさんにも人気が高いチョコレートです。
グーテドママンの期間限定「アマンドショコラ 」
バレンタインデーが終わり、1ヵ月後にはホワイトデー。
バレンタインに向けて、多く数 のチョコレートが日本上陸したり、新作が発表されたり。私も大変な忙しさですが、2月下旬になるとちょっと一息です。
ふう、と一息つきながら、私はホワイトデーまで作られているおいしいこのチョコレートをいただきます。
グーテドママンの「アマンドショコラ」は、バレンタインシーズンからホワイトデーまで作られる手作りチョコレート。
アマンドショコラ、つまりアーモンドチョコレートはもちろん海外にもたくさんあり、あらゆるブランドが作っていますが、私が一番ほっとするなぁと感じるのがこちら。長年、おいしくいただいているのです。
アマンドショコラは、丁寧な手作りなので、期間・数量限定
ソールドアウト、とありますが、近隣の方やファンはよくご存知の通り、よくあることです。
人気があっていくつもお手土産に買う方がいますし、何より、丁寧な手作りだから。ひとつひとつ、愛情込めた手作りの美味しいものは、大量には作れません。
実際、作り方を伺うと、大粒のアーモンドだけを仕入れて、丁寧にキャラメリゼ。チョコレートを一層ずつ、手作業でまとわせていくという、やさしさ溢れる、手の込んだもの。
おいしいものを知ってる方が、おいしいものを作っていること。それは、静かに向き合い、長くかかわっていれば、伝わってくるんですよね。
グーテドママンのアマンドショコラ「バージョンA」とは?
ところで。人気の「アマンドショコラ」に「バージョンA」というのが、並んでいることがあります。
手間が何倍もかかるため、数量限定で、すぐになくなってしまうバージョンA。これにはストーリーがあります。
もう10年くらい前のこと。
グーテドママンが大好きで、アマンドショコラ好きだった私が、ある時、オーナーシェフの三富恵子さんに「私はチョコ好きだから、チョコレートをもっとまとったアマンドショコラがあったらいいな」
とつぶやきました。それを覚えていてくださって、なんと形にしてくださったのが、この「バージョンA」なのです。
バージョンAはチョコレート2倍!
通常のチョコレートとくらべて多分、約2倍くらいはチョコレートをまとっています。
アーモンドも大粒なので、ぷっくり。チョコレートを厚着して、繭(まゆ)みたいにふくらんだ、本当に美味しくて、大きなアマンドショコラです。
私はこのチョコレートを作っていただいて大喜び。親しい方やチョコレートファンの方にお話ししていたら
「私もたべたい」という要望が集まり、数年前から商品化された、というわけです。
バージョンAのAはAyumi、のA 笑
こんなにチョコレートをまとってぷっくり、ふくらんだ手作りアマンドショコラに、私はこれまでに出会ったことがないので、きっと皆さんもそうでしょう。
そして、チョコ好きな方なら、きっと私と同じように、しあわせになれると思います。
アーモンドとチョコレートのバランスがよくて、日本で生まれ育った方なら、きっと誰もが「おいしいね」と、笑顔になって癒される味。
バレンタインで海外のチョコレートをたくさんたべて、ほっとしたいかな、なんて思っているみなさんもどうぞ。
まずは普通のアマンドショコラ。バージョンAを見つけたらラッキーなので、試してみてください。
「おいしいってこういうことだったかも」と、きっと心に届くと思います。
グーテドママン
(1983年、三富恵子さんがガレージからはじめたお菓子屋さんです)
トリュフもふんわりやさしいおいしさで好きです。
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美