こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
先日都内で開催された「チョコレートフォーラム2019」(明治主催)に登壇し、来たる、令和初のバレンタインの傾向、予測についてお話しました。
2020年令和バレンタインを予測
「チョコレートフォーラム2019」は、報道各社をはじめとする、約150名に向けて行われました。私が登壇し、お話ししたのは「2020年バレンタイントレンド」。
「2020年バレンタイントレンド予測」と題して、分析結果を解説。意外で面白いデータや事例もお伝えしました。
チョコレートの健康効果が注目されている
このフォーラムでは、4名の著名な先生方、帝京大学理工学部教授 古賀 仁一郎先生、東京慈恵会医科大学 客員教授 佐々木 敬先生、愛知学院大学 特任教授 大澤 俊彦先生が、ご登壇、チョコレートに関する貴重な研究結果をご報告くださいました。(お目にかかれて大変光栄でした)
高カカオチョコレート摂取による健康効果については(便通改善効果、美肌効果、生活習慣病予防効果など)が、私自身も熱心にメモ、明日から実践しよう、と思える内容でした。
先生方のお話から、改めて感じたのは、チョコレートがもたらすとされる健康効果への注目です。
令和となり、「チョコレート=太る、体によくない」という考えは変わっています。カカオ分の高いチョコレート(ホワイトチョコレート以外)ならギルティフリーで、健康によいとされ、サプリ的に摂取する人も増えました。
だから、健康効果が期待できるチョコレートを大切な人に贈ろうと考える人も増えている。
令和バレンタインの、あたらしい傾向、消費者の意識の変化です。
画像は、女性2000人を対象に「誰にどんな健康効果のあるチョコをプレゼントしたいか」と質問した回答です。
よくご覧になってください。面白いです。私は美肌になりたい、お父さんは健康でいてほしい、パートナーには健康で、かっこよくいてほしい、などの意識が浮かび上がっていてリアルです笑
令和バレンタインは、パパチョコ
娘からお父さんに送る「パパチョコ」(私はそう名付けています)。非常ーに興味深い結果が出ています。
父親に贈るチョコは手作りでも負担になりません。お父さんに娘、あるいは家族からプレゼントするパパチョコは、日本を平和にしている、そして定番化しています。これはまた別のところで。
令和バレンタインは、予算も少しアップ
今朝は、テレビ各社で、フォーラムの模様が放送されました。フジテレビ「Live News alpha」テレビ朝日「グッドモーニング」などのテレビの情報番組です。
上のテレビ番組の画面の右上は、面白いポイント。バレンタインのチョコ予算が少しアップしています。
何を反映しているから、アップ?どんなチョコレートが登場する?
そこを検証すると、20代女性が職場で使う予算がピンポイントで、ぐーんとアップしいます。商品価格の際立ったアップは例年と比べてなく(ゆえに年代別にみると平均して予算アップはしていない)「局所的な予算アップ」が注目点。日頃のお礼を伝えるための「サンクスチョコ」は、盛り上がりそうです。
追記:
この記事のいちばん上の画像。
「あゆみさん、ダジャレですか」「やれやれ」と脱力した方がいるかもしれませんが(私自身が言おうかどうしようかためらったほどなので笑)なかなか、今年のトレンドの要点を捉えた、まとまったキャッチコピーです。
感謝の気持ちをチョコレートにのせて贈る。
この傾向が、しっかりとデータに現れ、令和の時代に定着しそうだからです。
text チョコレートジャーナリスト 市川歩美