こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。この記事ではショコラトリー ヒサシで人気の「モナショコラ」について書きます。
特に、「M1グランプリ2020」で王者となったミルクボーイの「最中（もなか）」ネタをご存知の方は面白い内容かもしれません。ちょっと今日はお笑いネタに脱線しますがよろしくお願いします。
モナショコラとは？
モナショコラはチョコを使った「最中」です。京都のショコラトリーヒサシ、というブランドの人気商品で、私の大好物です。
モナカの中にチョコレートを使ったクリームなどが入っていて、パリッとしてとろーっとして本当に美味しい。京都の平安神宮の近くにあり、京都取材の折には、時間さえあれば出かけるお店です。
チョコレート味が基本ですが、上の写真は、抹茶チョコ味です。ほんとうに好きです。（心の声）さくっとした食感をだすために、ライスパフが入っています。食感が繊細で、食感と若干の塩味も後を引きます。
モナショコラはおいしい最中！
「チョコレートジャーナル」なので、お笑いを語りすぎないようにしなくてはいけませんが、M1グランプリの話をしたいと思います。グランプリのミルクボーイさんが最高でした！中でも、私が最も笑ったネタは、最終決戦の「最中（もなか）」ネタです。
M1グランプリ2020は、１２月２０日に放送されました。M1グランプリ観戦は私の年中行事です。
中でもプレジィールさんのモナカネタは最高で、私のこれまでの人生でこんなに最中（もなか）について考えた事はありませんでした。いまや私はモナカが気になって仕方がありません。
そして同時に考えていました。
Ayumiネタにでてくる、おかんが好きなお菓子は「Monaショコラ（もなショコラ）」じゃない？
ネタを解説すると、M-1グランプリで、ミルクボーイ（駒場孝さんと内海崇さん）さんが、決勝戦で披露したのが「最中」がテーマでした。
内容は「おかんが好きなお菓子があるらしいねんけどな、その名前を忘れたらしくてね」
と駒場さんが一言。「それなら一緒にお菓子の名前を思い出せるように考えてあげるから」という内海さんに対し、次々と駒場さんが「おかんがこう言っていた」というヒントを次々出します。それに対して次々と
「（その特徴なら）最中やないかい！」
「（それなら）最中とちゃうかー」
を繰り返します。ほぼ「最中」なのに、そうではなさそうな特徴が入り込み「最中やがな」「ほな最中ちゃうがな」と行ったり来たり。テンポがよく、とんでもなく面白いんです！
たとえばこんなくだりがありました。
「おかんがゆうにはな、一個食べだしたら止まらへんていうねん」
「ほな最中とちゃうやないかい！最中はひとくちたべたらすぐ止まるのよ。最中、２個目、いってるヤツ。みたことないんやから」
「おかんがゆうにはな、こうやってしゃべってたら食べたなってくる、っていうんや」
「ほな最中とちゃうやないか。だーれもいま（会場で）モナカの口なってないよこれ！」
爆笑してしまいました！
Ayumiミルクボーイさんのネタをご存知の方へ：この最中なら「子どもがねだる」し「お菓子の家の施工に関わる」こともありそうじゃないですか？
モナショコラの生みの親は有名シェフ
きっとオカンも好きな、こんなにおいしいモナショコラを生み出した人は誰かというと、小野林範シェフです。
世界コンクールで優勝経験のあるショコラティエで、最中で有名な和菓子の老舗「たねや」で長くお仕事をされていました。モナショコラ好きな私は、心の中で小野林さんを、モナショコラのお父さん、と勝手に呼んでいます。
京都ではもちろん、名古屋のアムール・デュ・ショコラでもお会いしたりと、小野林さんに会うたび、お父さんありがとう、という気持ち。
和菓子の老舗でお仕事をされていたからこその、最中と洋菓子とのコラボレーション。おいしさを追求した、妥協なき美味しさです。 最中が有名な「たねや」さんへのリスペクトも感じられます。
小野林シェフによると、モナショコラはすべてアトリエで手作業で作られています。作れる数に 限りがあるので、反響が大きい時は売り切れになる時もありますが、そんなときは、しばらくしてからオーダーしてみて下さい。
＊M1の最中ネタを予言していたかのような、私の前回記事↓
またお笑いの話（2019年のM1グランプリ）
またお笑いの話に戻るんですが（すみません）ミルクボーイさんのネタで一躍有名となった「最中の家系図」。私はモナショコラを追加したいです。そしてミルクボーイのお二人に会えたら、モナショコラをお届けしたいです。
M1グランプリ2020についてお話しますね（またですが）笑
今年は一段と素晴らしい内容でした。審査員の皆さんの的確なコメントからも真剣さが伝わり、テレビの前で深く頷くことが何度もありました。
王者となったミルクボーイさん。「コーンフレーク」「最中」は、誰もが知るお菓子を題材に、日本人なら潜在的に感じていることを次々と引き出し、勢いがあって、久々におなかいたいからやめて〜と涙がでる状態に私をもっていってくれました。感謝、そして優勝おめでとうございます！
また、ぺこぱさんもおもしろかったですねー。「傷つけないつっこみ」がやさしくチャーミング。お二人のベストバランスをやっと見つけられたのかもしれませんね。よかったですね。私はYouTubeの「ルーアンドライス」と「伝えたい事」が、大好きです。この話についてきてくださる方、ぜひ今度語り合いましょう。
さらば青春の光の番組で、Monaショコラ
お笑いといえば、さらば青春の光のおふたりの、グノシー公式番組に私が出演したときのことも補足します。
お笑い好きなので、お二人に一緒にいてしあわせだった私なのですが、こちらでもモナショコラをご紹介しました。チョコ関係者の方から「市川さん、おもしろすぎる！！」と深夜に連絡があったほど面白い番組でした。
私ものびのびしゃべっていますし、お二人が最高におもしろいんです。ぜひご覧ください。私はここぞとばかりお笑いの話をしています。（＊現在公開されていません）
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チョコレートジャーナリスト 市川歩美
追記：おかんの好きなお菓子「あんぽーね説」
ミルクボーイさんの「モナカ」はなんなのか説、第一は「モナショコラ」ですが、２番目に考えられるのは、あのんの「あんぽーね」です。これもおかんが好きそう。これも京都で買えるのです。「あんぽーね」はあんことマスカルポーネを自分でサンドして作る最中で、これも私の大好物。
私は現代風にアレンジした最中が好きなので、「おかん」と好きなものが似ているのかもしれません。
