こんにちは。チョコレートを主なテーマに掲げるジャーナリスト、市川歩美です。今回は、ダンデライオン・チョコレートの「チョコレート水ようかん」のお話です。
水ようかんという形で、カカオの個性を味わう
チョコレートバーだけでなく、カカオの風味をいかしたスイーツも数多く手がけるダンデライオン・チョコレート。私が夏におすすめしたいのが、チョコレート水ようかんです。
単一産地のカカオ豆ときび糖から作られたビーントゥバーチョコレートに、小豆餡を合わせています。とてもユニークでおいしくて個人的に好き。私の著書『チョコレートと日本人』(ハヤカワ新書、206ページ)でも取り上げています。

産地ごとに違う、香りと酸味と深み
水ようかんという日本ならではのお菓子のスタイルになると、単一産地ならではのカカオの香りや味わいの違いが、わかりやすいんです。ちょっと意外でした。やさしい甘さと、水ようかん特有のなめらかな口当たり、すっきりとした後味。そこに、チョコレートの味わいがしっかりと存在しているのです。
1セットに、3種類の単一産地の水ようかんがあります。

ひとつめは、ウガンダ産カカオを使った「セムリキ・フォレスト」。洋梨のような果実感と、クリームチーズを思わせる風味があり、フルーティーな味わいです。
ふたつめは、インド産カカオを使った「アナマライ」。レモンやヨーグルトのような酸味が特徴で、口当たりはすっきりと爽やかです。
みっつめは、グアテマラ産カカオを使った「カアボン」。コーヒーや黒糖のような風味があり、味わいに深みがあります。
「チョコレート水ようかん」は、シンプルに美味しいだけでなく、風味の違いが面白いです。食べ比べると、個性がよりわかります。夏は特に冷蔵庫でしっかり冷やすと美味しいと思います。
チョコレートを楽しむ夏のギフトにも
一般的なチョコレートのように溶けてしまう心配がないので、夏のギフトにもおすすめです。

シックなグレーのパッケージセンスがよいですし、男性にも相応しいと思います。
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日本上陸10周年を迎えたダンデライオン・チョコレート
ダンデライオン・チョコレートは、2010年にサンフランシスコで生まれたビーントゥバーチョコレート専門店です。日本に上陸したのは2016年。東京・蔵前に、カフェを併設したファクトリーをオープンしました。
今年で、日本上陸から10周年を迎えます。
日本の伝統的なお菓子である水ようかんと、ビーントゥバーチョコレート。日本上陸10周年を迎えたダンデライオン・チョコレートが生み出す、こうした新しいおいしさに、これからも注目していきたいと思います。
text & photo ジャーナリスト/チョコレートジャーナリスト 市川歩美

