こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。ルノートル東京がオープンしました。実際に行って味わった私がおすすめしたいアイテムを、この記事でご紹介することにします。
「ルノートル」も「ルノートル東京」も初めて、という方をイメージして、おすすめしますね。
フィナンシェ
それでは、まずはこちら。「フィナンシェ」をどうぞ!
シンプルなものこそ、おいしさがわかる、というものです。
一つから買えますので、まずは何はともあれ、フィナンシェを手に取ってみてください。291円で名店の味を試せるのはありがたいことです。
「フィナンシェ ナチュール」は、定番中の定番、シンプルなようですが、味にも、フィナンシェの形にも注目してください。
真ん中のふくらみんだ部分の割れ具合、サクッとした食感を作り出すための作り方、焼き加減、すべてがルノートルのフィナンシェの特徴です。中がふわっとしていて、外側はかりっ。
バターやアーモンドパウダー、さらにヘーゼルナッツパウダーの風味が特徴です。
あら、おいしいね、もう一個たべたいな、、となる感じ。店内の厨房で焼き上げられた焼きたてだからこそ、美味しさが引き立つのでしょう。
フィナンシェその2
続いて、もうひとつのフィナンシェも味わいたい一品。
レモンとジンジャーが香るフィナンシェ、爽やかです!
生姜とレモンが香るフィナンシェ、ちょっとめずらしいタイプですよね。実は私のお気に入り。
かつて、日本に(銀座三越のブティック)ルノートルがオープンした頃に、一度販売されたことがあるそうですが、それ以来の登場、かつ、厨房での焼きたてを提供するのは初だそうです。
一緒に召し上がっていただきたいドリンクメニューをあげるとすれば、間違いなくこちら。
レモンピールと生姜の香りが「レモネード」にぴったり。
「レモネード」は、レモンに生姜の風味をプラスしたモクテル(ノンアルコールカクテル)です。フレッシュミントがあしらわれて、とてもさわやか。
このフィナンシェは、ソーダ系のドリンクやお酒にもあうのでお家でも。夏にぴったりです。
ビッグなクッキー
これもおいしいですよ〜。そして、食べ応えがあります。2人で分けても良い位かもしれません。
アメリカンクッキーのようで、実はしっかりルノートルのレシピ。「フランスの伝統を重んじつつ、現代的な感覚を取り入れるルノートルの姿勢」が現れている、と
私は感じました。
ミルクチョコレート、ヘーゼルナッツのクランブル、しっかりめに焦がしたキャラメルや、クッキーのクランチをのせて。
とろ〜り、サクサク、、といった食感も楽しい、食べ応えのある、しっとり系クッキーです。ミルクチョコやキャラメル好きな方は特にぜひ。
季節のミルフィーユ
日本で初めて、ルノートルのミルフィーユを店内で味わえるようになったのです。
サクサクのパイ生地で、やわらかめのクリームをサンド。オーダーが入ってから組み立てる、出来立てミルフィーユです。
自家製のいちごのコンフィは、フレッシュないちごの香り。ミルフィーユによく合っていて、おいしさにちょっと感動してしまいました……。
しかも、カスタード好きな方のために「追いカスタード」も添えられた、幸せいっぱいの一皿。ホワイトチョコレートに、金箔がきらり。きれいです。
フイユ・ドトンヌ
「ケーキを味わいたい・持ち帰りたい」あなたは、迷わず「フイユ・ドトンヌ」をどうぞ。
ルノートルと言えば、の、このケーキ。シグネチャーチョコレートケーキである「フイユ・ドトンヌ」です。
メレンゲとチョコレートムースが層になっています。パリパリっと弾ける華やかな花びらのようなチョコレートの飾りもポイント。
私も大好きですが、ルノートル東京オープンにあわせて来日していた、ルノートルのインターナショナルコーディネーター、マリーヌ・ボッサールさんも、このケーキが一番好き、とおっしゃっていました。
いかがでしたでしょうか。
ルノートルで、何を?と迷ったときの参考にしてくださいね。もちろん、他に気になるものがあれば、どれも美味しいので、みなさんの感覚で試してください。
インフォメーション
<店舗詳細>
ルノートル東京住所: 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 1F
電話番号:03-6551-2850
営業時間:11:00〜21:00(日祝は20:00)
席数:店内4席、テラス席(共用スペース)
公式HP:https://www.lenotrejp.com/
「ルノートル東京」は店内に4席、小さなテーブルがあって、イートインできます。共用スペースのテラスでもイートイン可能。東京駅のすぐそばなので、東京のお土産にも。
テイクアウトはもちろん、お出かけ途中に少しだけ座って、おいしいお菓子で一休み、も素敵です。
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美