【The Chocolate Journal チョコレートニュース&レポート】
こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
先日、中目黒にあるグリーンビーントゥバーチョコレートで、今年の夏の新作パフェ第二弾をいただきました。「グラスパフェ マンゴー&パッションフルーツ」。カカオとフレッシュなエキゾチックフルーツが調和、おすすめのパフェなのでレポートします。
グラスパフェマンゴー&パッションフルーツ
この夏は、2種類のパフェを展開している、グリーンビーントゥバーチョコレート。
カカオ豆からチョコレートを自社で作る専門店ならではの、産地別カカオの個性を生かしたパフェが毎年人気です。
*参考記事 2022年夏の前半のパフェ↓
ピーチ&プラムから、内容をがらりと変え、今回はエキゾチックな「マンゴー&パッションフルーツ」に。今回も大変!凝っています。
グラスパフェ マンゴー&パッションフルーツの内容は?
パフェの内容は、上の写真で確認してください。
いつも思っているのですが、お店でオーダーするとついてくる、このイラスト入りの小さなパンフレットが、かわいいうえにわかりやすいです。
カカオの産地まで明記されているのが、このブランドらしいところ。
パフェの側面とトップはこんな感じ。グラスの上に様々なパーツをのせ、バランスをとっています。
少しずつ指でつまみ、そのまま味わったり、あとで味わうために、プレートのうえによけておいたりしながら、食べ進めてください。
私は、早速わわ、などといって、チュイールを崩してしまいましたが、こうなってもなかなか絵になるのですよ。
あゆみのプチおすすめポイント
おすすめポイントをちょこっと、ランダムに書きます。
・タンザニア産カカオのチョコレートアイスの風味を堪能すべき。シングルオリジンカカオの風味が生きています。
・一番底の部分にあるフレッシュマンゴーとパッションフルーツがみずみずしい。そこにパッションフルーツの酸味のあるグラニテが溶け、最後に残るために、最終的にきりっとした酸味でおわります。暑い夏にリフレッシュできるパフェ。
・トップのローズマリーの下の、ビーントゥバーの丸い薄いプレートとカカオニブ(ガーナ産)のチュイールを、まずはずしておき、最後に一緒に味わうとおいしい。
・宮崎マンゴーの使用は8月末までの予定。9月からはメキシコ産のアップルマンゴーに変更予定。マンゴー違いで2度味わうのもよさそう。
・ダイス状にカットされたバナナとチョコレートのパルフェが食感もよく、心あたたまる美味しさ。
など。
ブランド史上、最高に凝ったパフェだった
前回記事で、前回のパフェが「今までで最も凝ったパフェ」とスタッフの方からお聞きしたものの、なんと、聞けば「今回はもっと凝った」そうです!
ブランド史上、最も凝ったパフェ記録がこの夏2度更新されたとはすごい。数えれば、18パーツが細かく作られ、それらを丁寧に立体的に組み立てています。
パフェを組み立てている様子が、カウンターから見られますが、これは相当慎重に行わないと絶対無理。スタッフは組み立て訓練を行っているそう。
パーツの数や、設計もそうですが、このブランドは何よりカカオ豆を調達するところから、カカオ豆をチョコレートを製造している点がすごいのです。カカオ豆からチョコレートを作り、それをアイスにしたり小さなプレートにしたり……。ちょっと気が遠くなりそう。
夏を感じるチョコレート・カカオのパフェです。緑がきれいな目黒川散策をしながら、素敵なパフェとカカオティーでひとやすみ。チョコ好きにとって、素敵な夏のひとときになることでしょう。
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美