【The Chocolate Journal チョコレートニュース】
大阪のチョコレート店、なかたに亭さんが3月17日に閉店されました。私も何度か伺い、チョコレートを味わいました。大阪で人気のチョコレートのお店です。
なかたに亭さん「閉店のお知らせ」
なかたに亭さんの公式サイトに、こんなお知らせが1月28日に掲載されていました。
なかたに亭さんの閉店は、2024年3月17日でした。
なかたに亭の中谷哲哉さんは、公式サイトを通じて、お客様とともに、クリエイター、ジャーナリスト、食材を届け続けてくれた取引業者の皆様に、深くお礼を伝えられています。
「常に全力で仕事に取り組んでくれるスタッフ、応援してくれた友人達、献身的に支え続けてくれた家族にも感謝します。仕事を通じて沢山の方々と出会えた事が財産であり、各地で活躍するOB、OG達が私の誇りであり自慢です。
そしてなかたに亭の味と思い出が皆様の記憶に残れば光栄です」（公式サイトより）
オオサカマニア「ごほうびチョコ」にて
2年ほど前に、大阪メトロのメディア「オオサカマニア」の編集者さんからご連絡をいただき、私・市川歩美がおすすめする大阪のチョコレート店を集めて、特集ページを作りたい、とお話をいただいたことがあります。
私は大阪が好きですし、大阪のチョコレート店も好き。もちろん、なかたに亭さんの名前もあげました。
編集部の方が撮影してくださった Palet au chocolat パレ・オ・ショコラ（2,200円税別）は、カカオニブ（ローストして砕いたカカオ豆）を入れた、チョコレートの詰め合わせ。ミルクとダークが2種、入っています。
ケーキをテイクアウトしたことも、カフェでケーキとドリンクいただいたことも。手作りのボンボンショコラを購入したこともありました。
37年間ありがとうございました
東京を拠点にする私は、なかなかお店へ伺えず、しかもバレンタインシーズンは嵐のような忙しさ、お知らせを見た知のがバレンタイン後でした。なかたに亭さんご出身の、多くの方がご活躍されているので、そういったシェフの方々の投稿からも知りました。閉店のお知らせが出たあとは、お店に連日行列ができていたそうですが、最後に伺えなかったのが、心残りです。
３７年間、大阪でチョコレートの世界を盛り上げてくださり、礎を築いてくださったこと。多くのチョコレートファンや関係者さんがが感謝しているはずです。影ながら、そっとですが、私もそうです。中谷さんをはじめ、スタッフのみなさまが、これからもお元気で、笑顔で豊かな日々を過ごしてくださることを、願っています。
text チョコレートジャーナリスト 市川歩美
