【The Chocolate Journal チョコレートニュース】こんにちは。チョコレートジャーナリスト、コーディネーターの市川歩美です。
和光から、新しいショコラ・フレが5月3日に、登場しました。名前は「WAKU」です。和光のチョコレート専門の自家アトリエで一粒ずつハンドメイドされる、和光伝統のショコラ・フレ。その最新の形です。
和光のショコラ・フレ「WAKU」とは
和光のショコラ・フレ、とはフレッシュなチョコレート、という意味で、伝統ある和光のオリジナルチョコレートです。これまでは主にボンボンショコラのことを指していました。1988 年から現在に至るまで継承されています。
最新のショコラ・フレ「WAKU」は、小さなケーキのような形です。細かな細工が施され、立体的でこれまでにないショコラ・フレの大きさ、そしてスタイルです。
歴代のシェフたちによって受け継がれた数ある技を、一粒の中で表現したショコラティエ渾身の一品。手がこんでいて、あらゆる手法を使って組み立てられています。和光らしい伝統や歴史を感じる一品です。
３つの従来のショコラ・フレが融合
構成は以下のようになっています。
「WAKU」は和光の代表的なショコラ・フレ、3種の技法が融合しています。
立体的に菊の花びらをイメージした部分は「アリバ」の空気を含ませたミルクガナッシュ。その下には「ハバナ」のブランデー風味のビターチョコレート入りガナッシュ。底部には最も代表的なショコラ・フレ「グアナラ」などで使用している、ショコラ・フレの中でもベースとなるガナッシュの技法を。
菊をモチーフにした板チョコレートの下中央には、甘酸っぱいカカオパルプ（カカオの果肉）ピューレ入りのガナッシュが入っています。カカオパルプを使ったショコラ・フレは、私の知る限り、和光では初です。
2024年の和光のテーマは「AMAZING WAKO」
和光の食品事業がスタートして40年目にあたる2024年に、和光が掲げたテーマは「AMAZING WAKO」です。創業以来培ってきた歴史と伝統的な技術、習慣などの豊かな日本文化を土台に、「驚き」や「感動」のある品や体験を、いくつも企画しているそうです。
その中のひとつがこの新しいショコラ・フレ「WAKO」。
和光のスーシェフ ショコラティエ の飯岡 奈々（いいおかなな）さんは、天面や土台、側面の絞りに、菊をモチーフを取り入れたことについて「日本文化を伝えたいと考え、一年中日本を表せる花として菊を選んでモチーフにしました」と話していました。「WAKU」という名前は、「WAKO」と「菊(KIKU)」をあわせた名前です。
飯岡さんは「チョコレートが大好きな人のためにご提供したいショコラ・フレ」とも話していました。持ち帰りやすい、美しいパッケージにも魅力があります。
ショコラ・フレ「WAKU」
2848円（税込）
毎月第一・第三金曜日発売（予約不可・数量限定販売）
販売場所：和光アネックス1階 ケーキ＆チョコレートショップ
住所：中央区銀座4丁目4-8 和光アネックス （東京メトロ銀座駅 B1出口より徒歩すぐ）
営業時間：10:30～19:30（日曜・祝日は19:00 まで）
休業日：無休（年末年始を除く）
和光ホームページ https://www.wako.co.jp/
1日に販売する数量が限定されているので、売り切れる可能性があります。
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美
