【The Chocolate Journal チョコレートニュース&レポート】text チョコレートジャーナリスト 市川歩美
チョコレート専門店 「Minimal – Bean to Bar Chocolate – (ミニマル)」が、7月19日から「生ガトーショコラ -ミント-」を販売しています。まずはLINE先行販売、代々木上原店では7月26日から販売予定です。
ミニマル初のチョコミントはガトーショコラ
ミニマルが2022年の夏に限定販売する「生ガトーショコラ -ミント-」は、ミントが香る、アイスケーキのようなガトーショコラです。
ホワイトチョコレートを使ったミントムースと、ガーナ産カカオのチョコレートを使った生地の2層構成で、香料や着色料は不使用。
ガトーショコラのミントの香りは香料ではなく、天然のミントです。
人工的な、いわゆる歯磨き粉のようなスースーしたミントの香りが苦手な方や、本物のミントの香りを体験したい方には、ぜひ、おすすめします。
3種のフレッシュミントをブレンド
ガトーショコラに使われているミントは、西東京市で、ハーブを中心に年間150~200種の野菜を栽培する「ニイクラファーム」のもので、都内ということもあって、フレッシュ。
風味の異なる、ペパーミント、スペアミント、アップルミントの3種をブレンドしています。
ミニマルのパティシエの山田さんによると、ミントの葉だけでなく茎からもしっかり香りを抽出し、何度も試作・調整を繰り返したうえで、3種のミントをほぼ同じ量使い、チョコミント好きな方にも、そうでない方にも楽しめるバランスを形にしたそうです。
そのため、カラーはナチュラル。いわゆるチョコミント色、としてお馴染みのペパーミントグリーンではなく、薄いグリーンです。ミント本来の色です。
温度によって違う楽しみ方の提案
パティシエの山田さんによると「このガトーショコラは、少しまだ凍った状態でも、冷やした状態でも、それぞれ違ったおいしさを楽しめる」そうです。
冷凍配送なので、自宅で完全に解凍しないで味えば、セミフレッドのような食感になる、ということですね。
ひんやりバージョンと、少し凍ったバージョンを食べ比べさせていただいた私個人の印象では、どちらもよいですが、どちらかというと冷蔵庫でふつうに解凍されている方がフォークで食べやすく、ミントの香り方も好きでした。ただ、暑ーい日は少し凍っているくらいが美味しいかもしれませんね。
また、温度によってミントの香り方が変わります。注意事項としては、やはりほどよくある程度解凍されていないと固いので、フォークに無理に力をいれ、生地がバラバラになったりしそう。その点はちょこっと、注意してください。
天然のミントの香りがわかるガトーショコラ
いわゆるチョコミン党を自称するみなさんは、ミントの強さや刺激がお好きで、スースー度合いがきついほど満足するかもしれませんね。
しかし、ミニマルのこのガトーショコラは「ところで本物のミントって何だっけ」という問いに答をくれるタイプのものです。
ミントは葉なんだな、とわかります。
いわゆるチョコミントが苦手、と思っていた人ほどお好きかもしれません。
チョコレートは、ガーナ産のハイカカオチョコレート(カカオ分80%)を使用。カカオ豆から作られたビーントゥバーチョコレートと、都内でとれたばかりの新鮮なミントを3種もブレンドした、新しい夏のガトーショコラ。
ミニマルらしい探究が感じられるガトーショコラです。
【価格】3,510円(税込)
【発売日】
LINE先行販売:7月19日(火)20時~
代々木上原店:7月26日(火)~
【販売期間】7月~8月末頃を予定
【販売チャネル】代々木上原店・オンラインストア
Minimal – Bean to Bar Chocolate – (ミニマル)」
【The Chocolate Journal チョコレートニュース&レポート】
text チョコレートジャーナリスト 市川歩美