こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
久遠チョコレート豊橋本店のすぐ隣に、焼き菓子専門店がオープンしました。名前は「Quonチョコレートdemi-sec(ドゥミセック)」。ブルーを貴重にした店内には、カフェスペースもあります。
Quonチョコレートdemi-sec(ドゥミセック)とは?
Quonチョコレートdemi-sec(ドゥミセック)は、2022年12月に、久遠チョコレート豊橋本店のすぐそばにオープンした、焼き菓子専門店です。久遠チョコレートで作られたチョコレートを使ったフィナンシェや、タルト、クッキーなどを販売。
私個人的にも大好きな、久遠チョコレートのオリジナルフィナンシェ「クオンシェ」もきれいに並び、お手土産にふさわしいセットがいくつもあり、人気を集めています。
久遠チョコレートとは?
久遠チョコレートをまだご存知ない方のために。久遠チョコレート(くおんチョコレート)は、愛知県豊橋市に本店がある、チョコレート専門店です。
久遠チョコレート公式サイト
https://quon-choco.com/
今年1月2日から全国で公開されている 映画「チョコレートな人々」が大きな話題です。
ぜひおすすめしたい、素晴らしい内容です。私は映画の公式サイト・パンフレットにコメントを寄せています。心から感じたことを言葉にしました。下にリンクしましたので、著名な方々の素晴らしいコメントもあわせて、読んでください。
市川歩美執筆の参考記事:
「障害者がかっこよく働く」チョコレートショップとは?(食べログマガジン)
久遠チョコレートは、現在、全国に57もの拠点があります。
久遠チョコレートの焼き菓子専門店は2022年12月オープン
以前、豊橋に取材で伺ったとき、実は焼き菓子の専門店ができることを聞いていたんです。ただ、足を運んだのは今回が初めて。かわいいお店が、久遠チョコレートのすぐそばにあります。
こんなインスタグラムの投稿をみて、多くの方がワクワクしたに違いありません。
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尾道レモンのクオンシェ
看板商品は、人気のオリジナルフィナンシェ「クオンシェ」のラインナップ。このお店では、焼きたてが食べられます。ショーケースにきれいに並んでいるのをみると、心があたたまります。焼きたての焼き菓子って、いいですね。
どれをかじっても、毎度幸せになれますが、今日は中でも「クオンシェ/尾道レモン」のお話を。
きれいなレモンカラーで、尾道市で栽培・収穫されたレモンピールがトッピングされています。かじれば、きらりとまぶしい日差しのようなおいしさ。
スタッフの高須さんによると、実は、このクオンシェには、地元で食用に作られるハウス栽培の小菊の中でも、利用されることなく廃棄されるものを買い取り、パウダーラボ(素材をパウダーに加工する工房)でパウダーにし、生地に入れ込んでいるのだそう。
「葉っぱと、黄色のお花のところと分けて、パウダーにするんですよ。わずかなので、風味は強くはありませんが、捨てられるものを有効に活用しているんです」と高須さん。
レモンのイメージと同じ、黄色の菊。パウダーラボができたばかりのときに取材に出かけ、映画でバディ(スタッフさんの呼び名)のみなさんが、素材をどんどんパウダーにする様子を何度もみた私は、クオンシェをかじりながら、応援というより、感謝とか、私もがんばろうっと、なんて気持ちを抱いていました。
祇園きななとのコラボレーションドリンクも
それから、オリジナルのドリンクも美味しかったです。イートインもできるしテイクアウトもできます。京都のきなこ専門店「祇園きなな」とのコラボレーションドリンクです。
祇園きなな×久遠チョコレートのコラボレーション。チョコレートドリンクに、おいしいきな粉が使われています。おいしかったですよ〜。580円。
ホイップクリームの上にも、きな粉。豆乳を使ったアイスキューブが使われているので、大豆の風味がよいのです。
トッピングされているおかきも、しみじみおいしいです。
アトリエで、丁寧に丁寧に、スタッフのみなさんが作っているそうで「なかなかたくさん作れないんですよ」と高須さん。チョコレートコーティングされた、さくっとおいしいまあるいおかき。ほっとするような香ばしいおいしさ、でした。
久遠チョコレートは、心に届く
ディスプレイもかわいく、おしゃれ。映画にも登場しますが、スタッフさんたちの洋服もかわいいです。気持ちが明るくなるような、赤、黄、青のエプロン。
映画も好評で、きっと日々大忙しの代表の夏目浩次さんにも、お会いしました。そして記念写真、笑顔でパチリ!
何度も色々なところで書いたり話したりしていますが、私は放送局の豊橋支社時代、この「ときわアーケード」をしょっちゅう歩いていました。お買い物したり、ランチしたり、上司と歩いたり。
その「ときわアーケード」を、久遠チョコレートは、ぱっと明るく彩ってくれました。それだけではありません。豊橋駅前を、いえ、いまや全国に希望を与えています。
もちろん、豊橋勤務時代も大好きだったチョコレートが、遠い未来にこんな形で、私をもう一度、豊橋に連れて行ってくれるとは、思いもよりませんでした。そしてこんな形で、私を(全国の人々を)元気づけてくれるとも。
久遠チョコレートのチャレンジは、まだまだこれからだと思うのです。愛とチョコレートで社会に挑む。この先も、色々なことがあるでしょう。多くのみなさんがそうであるように、私も久遠チョコレートのみなさんの活動を、変わらず応援しています。だからまた、豊橋へ、行きますね。
INFO
Quonチョコレートdemi-sec(ドゥミセック)
〒441-8011
豊橋市松葉町1-5(久遠チョコレート豊橋本店横)
0532-39-3703 定休日:月曜日
JR豊橋駅から歩いて5分くらい
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美