ヒルトンF&Bマスターズ2024が開催されました

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こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。先日ヒルトン東京ベイで開催された、ヒルトンF&Bマスターズで、デザート部門の審査を担当させていただきました。その様子や感想などを書きます。

目次

ヒルトンF&Bマスターズとは

ヒルトンF&Bマスターズは、ヒルトングループの日本、および、アジア・パシフィックエリアのホテルで働くプロフェッショナルたちが、技術と才能を競う盛大なイベントです。

料理、写真、デザート、バリスタ、ミクソロジー部門があり、各部門にはその分野のプロフェッショナルが審査員になります。

日本全国、アジア、パシフィックエリアのホテルで、普段お仕事をするみなさんが、日々の業務で磨き上げた技術を披露、技術の向上を目指し、同じグループのみなさんと交流を深める場でもあります。

2024年デザート部門は20名がチャレンジ

DT Seoul Pangyoのチャレンジャーよる作品とプレゼンテーション

2024年のデザート部門では、北は北海道から南は沖縄、グアム、ソウルのホテルから集まった20名がチャレンジ。所属するホテルの予選を勝ち抜いた方々です。

審査員は、パティスリー・サダハル・アオキ・パリの青木定治シェフと、私、ジャーナリストの市川歩美がつとめました。

レベルが高かった!

2時間で、コールドデザートとあたたかいベイクドデザートを完成させ、プレゼンテーションを。一つ一つの作品に全力を投じた結果が、作品や姿勢からよくわかりました。

中には緊張して、時間内に完成できなかった方や、声が震えてしまう方もいましたが、どの作品も個性と技術が光り、審査中に、青木シェフと共に、レベル高いね……と何度か言葉をかけあうほどでした。

結果発表は300名以上が集まるガラディナーにて

300名以上が集まる盛大なガラディナーで、結果が発表されました。結果発表は、感動の瞬間!

壇上にて1位から3位のみなさんと 審査員の青木定治シェフと市川歩美

1位から3位までの入賞者は、壇上で表彰され、涙と笑顔が溢れていました!

1位:ヒルトン名古屋
2位:ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts
3位:ヒルトン福岡

受賞者のみなさんに、心からのお祝いを申し上げます。

作品がすばらしかったチャレンジャーのみなさん

会場で青木シェフほかみなさんと

本当に、僅差だったのです。みなさん全員に実はコメントや応援メッセージを送りたいほどでした。

ガラディナーの会場で私を見つけて「コメントをいただけますか」と、お声をかけてくれた方が何人もいらして、その意識の高さと、プロフェッショナルな心意気にまた感動しました。

ヒルトン小田原のチャレンジャーの作品 片浦レモンを使用

今思い出しても……

ヒルトン広島の、ワクワク心踊るようだったデザート、旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトンの軽井沢の春を思わせる、個人的に大好きだったロールケーキのプレート、ヒルトン大阪の故郷・京都素材を工夫して使ったデセール。

DT Seoul Pangyoのハチミツを笑顔になるほど楽しく表現したグラスデザート、大地を思わせるガトーショコラ。Conrad Seoulの方は作業場がきれいでした。春と秋を表す立体的なデセールのダイナミックさが印象に残っています。

グアムの、レモングラスやジンジャーを使ったデザートは、食文化を感じさせるものでした。ご自身のホテルへの愛情と敬意を感じさせる作品が多かったです。

審査をサポートしてくださったスタッフのみなさんと(朝から晩まで真剣に青木シェフと審査を続けました)

ヒルトンF&Bマスターズは、競技の場にとどまらず、参加した全ての人々にとって忘れがたい経験となったことでしょう。またそれぞれのホテルへもどり、たくさんのお客さまを笑顔にしていただきたいと願っています。ありがとうございました!

全部門の優勝者のみなさん、おめでとうございます!

text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美

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