【The Chocolate Journal チョコレートニュース&レポート】by Chie Araki
1980年に日本で生まれた無印良品。これまで数々のヒット商品がありますが、中でも“不揃い”と商品名に堂々と入ったバウムシリーズは2017年頃からあるロングセラー商品です。他にも「不揃いスコーン」「不揃いケーキ」、現在ではさらに「不揃いひとくち鮭とば」といったおつまみまで幅広く展開しています。
10月11日からは不揃いのフルーツとチョコレートを組み合わせた「不揃いチョコシリーズ」が、株式会社良品計画より季節限定として新たに4種発売されました。
フルーツを余すことなく使う
使用するフルーツの大きさや形は不揃いですが、こだわりをもったフルーツで作られています。
具体的には「不揃い パイナップルヨーグルトチョコ」は、タイ産のパイナップルの缶詰を作るときにくり抜いた芯の部分を、「不揃い バナナチップヨーグルトチョコ」ではバナナの端まで、「不揃い しみこみチョコ アプリコット」では小さなカットサイズも、「不揃い しみこみヨーグルトチョコ いちご」では粒が小さいものも活用しています。
フルーツを余すことなく加工することで、食品廃棄ロス削減にもつながることを目指したそうです。
甘みや酸味を引き立てあう
「不揃い しみこみチョコ アプリコット」はホワイトチョコを、他の3種類はヨーグルトチョコでコーティング、または染み込ませています。フルーツやヨーグルトの「酸味」と「甘み」どちらも引き立てあっていて、後味がどれも爽やかに感じられるのが特徴的です。
これは、無印良品の定番であるヨーグルトチョコとフルーツ(クランベリー、レーズン)を組み合わせた商品が、ロングセラーで人気という影響もありそうです。
イチオシは「不揃い バナナチップヨーグルトチョコ」
4種類全て、私(荒木)が食べてみましたが、個人的なイチオシは「不揃いバナナチップヨーグルトチョコ」です。
というのも、単に素揚げした「バナナチップ」とは一味違うんです。ココナッツオイルでバナナをフライし、バナナフレーク入りのヨーグルトチョコがたっぷりかかっていることで、独特の厚みあるカリッとした食感が生まれます。
また、ヨーグルトチョコレートと合わさることで酸味と同時に、バナナの素朴な甘みと香りがふわぁと広がります。ビターやミルクの甘さと組み合わせたバナナチップは、どうしてもチョコレートが際立ちがちですが、ヨーグルトチョコによってバナナの風味もしっかり活かされています。チャック付きの包装なので、一気に食べられない場合でも便利に保存できることもうれしいポイントです。
季節限定商品なので、お早めに
ご紹介した4種の「不揃いチョコシリーズ」は、無印良品の店舗及びネットストアで発売されています。
なお、2024年11月5日までは無印良品週間が開催中なので、メンバーの方はお得に購入が可能です。季節限定商品なので、気になる方は無印良品の店頭やサイトで、ぜひチェックしてみてください。
<INFO>
「不揃い バナナチップヨーグルトチョコ」発売日:2024年10月11日 価格:250円(税込)
「不揃い パイナップルヨーグルトチョコ」発売日:2024年10月11日 価格:250円(税込)
「不揃い しみこみチョコ アプリコット」発売日:2024年10月16日 価格:490円(税込)
「不揃い しみこみヨーグルトチョコ いちご」発売日:2024年10月16日 価格:490円(税込)
【The Chocolate Journal チョコレートニュース&レポート】text:荒木千衣